BGS 2とは、Beckett Grading Services(BGS)がトレーディングカードの保存状態を評価する際に付与するグレードのひとつで、「Good(グッド)」に相当します。
BGSは1〜10のグレーディングスケールを使用しており、BGS 2はBGS 1.5(Fair)より上、BGS 2.5(Good/Very Good)より下に位置します。
Beckett公式の基準では、目立って丸まった角や強い欠け、縁の深刻なチッピング、目立つシワ、強い汚れ、光沢の消失、目立つ擦れや裂けなどがGood 2の目安として示されています。
ただし、BGS 2だから偽物という意味ではありません。
BGS 2はあくまでカードの保存状態を表す数値グレードで、カードそのものの希少性や市場価値とは別の評価です。
この記事では、BGS 2の意味、Goodとの関係、BGS 1.5・BGS 2.5との違い、センタリング・角・縁・表面などBGSが評価する項目、PSAとの違い、相場や購入時の注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。
- BGS 2とは?
- Goodとは?BGS 2との関係
- BGS 2はどんな状態?
- BGS 2で見られる可能性があるダメージ
- BGS 2とBGS 1.5の違い
- BGS 2とBGS 2.5の違い
- BGS 2とBGS 3の違い
- BGSは何を見てグレードを決める?
- Centeringとは?
- Cornersとは?
- Edgesとは?
- Surfaceとは?
- Subgradeとは?
- BGS 2は偽物という意味?
- BGS 2は価値がない?
- 古いカードではBGS 2にも意味がある?
- BGS 2と未鑑定カードの違い
- BGS 2とPSA 2は同じ?
- BGS 2をPSAへ出したらPSA 2になる?
- BGS 2とAuthenticは同じ?
- BGS 2のラベルは何色?
- BGS 2の相場を見るときのポイント
- BGS 2を購入するときの注意点
- BGS 2を売却するときの注意点
- 低グレードでも鑑定に出す意味はある?
- 鑑定前にカードを加工しない
- オンラインオリパで入手したカードをBGSへ出す場合
- BGS 2という言葉の使い方
- 初心者がBGS 2を理解するときのポイント
- BGS 2に関するよくある質問
- まとめ
- 参考・出典
BGS 2とは?
BGS 2は、Beckett Grading Servicesがカード状態を評価した結果として付与する正式な数値グレードです。
Beckett公式のグレーディングスケールでは、BGS 2を「Good」としています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表記 | BGS 2 |
| 鑑定サービス | Beckett Grading Services |
| 状態表現 | Good |
| 位置づけ | BGS 1.5より上、BGS 2.5より下 |
| グレード方式 | 1〜10、0.5刻み |
| 主な評価項目 | センタリング・角・縁・表面 |
Goodとは?BGS 2との関係
Goodは、BGS 2に対応する状態表現です。
英語の日常表現では「良い」という意味ですが、BGSのグレーディングスケールでは低い状態評価に位置します。
そのため、「BGS Goodだから状態が良好」と単純に考えるのは適切ではありません。
二次流通では、次のような表記が使われる場合があります。
- BGS 2
- BGS2
- BGS Good
- Beckett 2
- BGS 2.0
基本的には、Beckett Grading Servicesで2の状態評価を受けたカードを指します。
BGS 2はどんな状態?
Beckett公式のBGS Grading Scaleでは、Good 2についてセンタリング・角・縁・表面の具体的な目安を公開しています。
| 評価項目 | BGS Good 2の公式基準概要 |
|---|---|
| Centering | 表面は90/10以上、裏面は100/0またはオフカットまで。目立つダイヤモンドカットを許容 |
| Corners | 目立って丸まった角、強い欠け、適度な層の剥離 |
| Edges | 深刻なチッピング、ノッチ、層の剥離 |
| Surface | 深刻な印刷斑点、目立つシワ、変色、強いワックス汚れ、インク・テープ跡、光沢の消失、目立つ擦れや裂けなど |
つまりBGS 2は、かなり大きなダメージや長期間の使用感があるカードに付く低い状態グレードです。
ただし、Beckett公式はこれらを一般的なガイドラインとして案内しており、すべてのBGS 2カードに同じ傷み方があるわけではありません。
BGS 2で見られる可能性があるダメージ
BGS 2では、次のような状態が見られる可能性があります。
- 角が目立って丸まっている
- 四隅に強い欠けがある
- 縁に深刻な白かけやチッピングがある
- カードに目立つ折れ・シワがある
- 表面の光沢が失われている
- 強い汚れや変色がある
- インク跡やテープ跡がある
- 目立つ擦れや裂けがある
- センタリングが大きく偏っている
これらはBGS公式基準を初心者向けに整理した例です。
BGS 2とBGS 1.5の違い
BGS 1.5は「Fair」、BGS 2は「Good」です。
| 比較項目 | BGS 1.5 | BGS 2 |
|---|---|---|
| 状態表現 | Fair | Good |
| 数値 | 1.5 | 2.0 |
| 位置づけ | BGS 2より下 | BGS 1.5より0.5上 |
BGS 2は1.5より上の評価ですが、どちらもBGSの低いグレード帯です。
写真だけで1.5と2を正確に判定することは難しい場合があります。
BGS 2とBGS 2.5の違い
BGS 2は「Good」、BGS 2.5は「Good/Very Good」です。
| 比較項目 | BGS 2 | BGS 2.5 |
|---|---|---|
| 状態表現 | Good | Good/Very Good |
| 数値 | 2.0 | 2.5 |
| 位置づけ | BGS 2.5より下 | BGS 2より0.5上 |
BGS 2.5は、BGS 2とBGS 3の中間に位置する半点グレードです。
BGS 2とBGS 3の違い
BGS 3は「Very Good」で、BGS 2より1ポイント上です。
Beckett公式ではBGS 3でも角の丸まり、重いチッピング、目立つ汚れ、軽いインク・テープ跡、表面光沢の大幅な低下などを許容しています。
そのうえで、BGS 2ではさらに深刻な縁の損傷や目立つシワ・裂けなどが想定されています。
BGSは何を見てグレードを決める?
Beckett公式では、主に次の4つの項目を評価すると説明しています。
- Centering(センタリング)
- Corners(角)
- Edges(縁)
- Surface(表面)
これらの状態を個別に確認し、カード全体の最終グレードを決定します。
Centeringとは?
Centeringは、カードの印刷位置が中央にどれだけ整っているかを見る項目です。
Beckett公式ではBGS 2について、表面は90/10以上、裏面は100/0またはオフカットまでを目安として示しています。
目立つダイヤモンドカットも許容される基準です。
Cornersとは?
Cornersはカードの四隅の状態です。
BGS 2では、目立って丸まった角、強いノッチ、適度な層の剥離などが公式基準に含まれます。
Edgesとは?
Edgesはカードの縁・側面の状態です。
BGS 2では、深刻なチッピング、ノッチ、層の剥離などが許容される低い評価帯です。
Surfaceとは?
Surfaceはカード表面の状態です。
Beckett公式では、深刻な印刷斑点、目立つ折れ・シワ、変色、強い汚れ、インク・テープ跡、光沢の消失、目立つ擦れや裂けなどをGood 2の基準例として挙げています。
Subgradeとは?
BGSでは、センタリング・角・縁・表面という4つの主要項目を個別に評価する仕組みがあります。
これらの個別評価をSubgrade(サブグレード)と呼びます。
Beckett公式では、最終グレードは4項目の単純平均ではなく、特に低いサブグレードが強く影響する加重方式で決まると説明しています。
そのため、1つの項目に大きな欠点がある場合、ほかの項目が比較的良好でも最終グレードが低くなる可能性があります。
BGS 2は偽物という意味?
いいえ。
BGS 2はカードの保存状態を表す数値グレードです。
数字が低いから偽物という意味ではありません。
カードそのものが本物かどうかという真正性と、保存状態の評価は別の情報です。
BGS 2は価値がない?
価値がないとは限りません。
カードの市場価値は、状態グレードだけでは決まりません。
- カード自体の希少性
- 発行年代
- キャラクター・選手人気
- レアリティ
- 現存数
- 市場需要
- 高グレード個体の流通量
特にヴィンテージカードや極端に希少なカードでは、BGS 2でも高い市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。
古いカードではBGS 2にも意味がある?
あります。
古いカードでは、長期間の保管によって傷みのない個体がほとんど残っていない場合があります。
そのため、低グレードでも第三者鑑定済みの希少個体として収集対象になることがあります。
「BGS 2だから無価値」と考えず、カードそのものの希少性や市場需要を確認しましょう。
BGS 2と未鑑定カードの違い
| 比較項目 | BGS 2 | 未鑑定カード |
|---|---|---|
| 第三者評価 | BGSによる評価あり | なし |
| 状態グレード | 2 Good | 販売者・所有者などの判断 |
| ホルダー | BGS鑑定ホルダー | 通常はなし |
未鑑定品の「傷あり」「状態悪」などは販売者ごとに基準が異なります。
BGS 2は、Beckettの基準でGood 2と評価された鑑定品です。
BGS 2とPSA 2は同じ?
同じではありません。
BGSとPSAは別の鑑定会社で、それぞれ独自のグレーディング基準を採用しています。
PSAにも「GOOD 2」がありますが、BGS 2と完全に同一の基準ではありません。
そのため、BGS 2をPSA 2へ単純換算することはできません。
PSAについて詳しくは、OripediaのPSAとは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説も参考にしてください。
BGS 2をPSAへ出したらPSA 2になる?
保証されません。
別の鑑定会社へ提出すれば、その会社独自の基準であらためて評価されます。
BGS 2だったカードがPSAでも2になるとは限りません。
BGS 2とAuthenticは同じ?
同じではありません。
BGS 2は保存状態を数値で評価したグレードです。
Authenticは一般に、カードが本物であることを示し、数値による状態グレードを付けない認証に使われる言葉です。
低い数値グレードと、真贋のみの認証は別のものです。
BGS 2のラベルは何色?
Beckett公式では、BGSのラベルについて9.5〜10がゴールド、8.5〜9がシルバー、それ以外のグレードがホワイトと案内しています。
そのため、BGS 2はホワイトラベルの範囲に入ります。
BGS 2の相場を見るときのポイント
BGS 2の市場価格を確認するときは、次の条件をできるだけ揃えましょう。
- カード名
- カード番号
- 発行年
- 収録商品
- レアリティ
- BGS 2であること
- ホルダーの状態
- 同カードの鑑定枚数
- 実際の成約価格
BGS 1.5・2.5やPSA 2など、別グレード・別会社の価格をそのまま混ぜて比較しないことが重要です。
BGS 2を購入するときの注意点
強いダメージがある前提で確認する
BGS 2はGoodですが、BGSスケール上では低い状態グレードです。
表面・裏面・四隅・縁・折れ・汚れなどを商品画像で確認しましょう。
BGS 1.5や2.5と見間違えない
BGSでは0.5刻みの正式グレードがあります。
出品タイトルだけではなくラベル上の数値も確認しましょう。
カード自体の希少性を見る
低グレードでも希少なカードなら高額になる場合があります。
ホルダーの状態も確認する
BGS 2というカード状態と、二次流通後にケースへ付いた傷は別です。
鑑定番号を確認する
高額カードでは、Beckettの鑑定情報とカード名・カード番号などが一致しているか確認すると安心です。
BGS 2を売却するときの注意点
売却時は「BGS 2」「Good」と明確に記載しましょう。
「BGS鑑定済み」とだけ書くと、高グレード品と誤解される可能性があります。
大きな折れ・シワ・汚れなどがある場合は、鑑定グレードだけでなく状態写真も掲載すると取引上の誤解を減らせます。
低グレードでも鑑定に出す意味はある?
鑑定は高グレードを取得するためだけに利用されるものではありません。
ヴィンテージカードや希少カードでは、第三者による状態評価、真正性確認、ホルダー保護、コレクション管理などを目的として鑑定へ出す場合があります。
結果がBGS 2でも、カード自体の希少性が高ければ鑑定品として意味を持つ場合があります。
鑑定前にカードを加工しない
グレードを上げる目的でカードを研磨・塗り直し・トリミング・強いプレスなどで人為的に変えることは避けましょう。
カード本来の状態を変える行為は、通常の状態評価とは別の問題につながる可能性があります。
オンラインオリパで入手したカードをBGSへ出す場合
オンラインオリパでヴィンテージカードや希少カードを入手し、BGSへ鑑定を依頼する場合は、到着時点の状態を確認しましょう。
表面・裏面・四隅・縁を写真に残し、その後は余計な傷を増やさないよう適切に保護します。
オンラインオリパでカードが届くまでの基本的な流れについては、ORIKINGのカード発送・到着までの流れを解説した記事も参考にしてください。
BGS 2という言葉の使い方
- 「このヴィンテージカードはBGS 2です」
- 「BGS 2 Goodの相場を確認する」
- 「BGS 1.5と2の違いを調べる」
- 「BGS 2と2.5を比較する」
- 「低グレードだが希少なのでコレクションする」
初心者がBGS 2を理解するときのポイント
- BGS 2はBeckett Grading Servicesの正式な状態グレード
- 状態表現はGood
- BGS 1.5より上、BGS 2.5より下
- センタリング・角・縁・表面を評価する
- BGSスケールでは低い状態評価
- BGS 2だから偽物という意味ではない
- PSA 2とは別会社・別基準
特に、「BGS 2=Good」「BGS 1.5と2.5の間」「PSA 2とは別基準」という3点を覚えておくと理解しやすいでしょう。
BGS 2に関するよくある質問
BGS 2とは何ですか?
Beckett Grading Servicesが付与するカード状態のグレードのひとつで、Goodに相当します。
BGS 2は状態が良いという意味ですか?
いいえ。名称はGoodですが、BGSの1〜10スケールでは低い状態グレードです。
BGS 2の下は何ですか?
BGS 1.5(Fair)です。
BGS 2の上は何ですか?
BGS 2.5(Good/Very Good)です。
BGS 2は偽物ですか?
いいえ。BGS 2は保存状態の数値評価です。
BGS 2とPSA 2は同じですか?
同じではありません。どちらもGoodという表現を使いますが、鑑定会社と基準が異なります。
BGS 2のラベルは何色ですか?
Beckett公式の案内では、BGS 2はホワイトラベルの範囲です。
BGS 2でも価値はありますか?
カードによります。希少なヴィンテージカードなどでは、BGS 2でも市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。
まとめ
BGS 2とは、Beckett Grading Servicesがカード状態を評価する際に付与する正式なグレードのひとつで、Goodに相当します。
Beckett公式では、目立って丸まった角、深刻な縁のチッピング、目立つシワ、強い汚れ、インク・テープ跡、光沢の消失、目立つ擦れや裂けなどをGood 2の一般的な基準として示しています。
BGS 2はBGS 1.5(Fair)より上、BGS 2.5(Good/Very Good)より下です。
ただし、BGS 2は偽物という意味ではなく、保存状態が低いことを示す数値評価です。
また、ヴィンテージカードや希少カードでは、低グレードでもカードそのものに高い価値が残る場合があります。
初心者は、「BGS 2=Good」「BGS 1.5と2.5の間」「PSA 2とは別基準」という3点から覚えると理解しやすいでしょう。
