Authenticとは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説

Authenticとは?ORIPEDIA用語集

Authenticとは、トレーディングカード鑑定で「本物であること」「真正であること」を示す言葉です。
ただし、AuthenticはPSA 10やARS Grade 10のようなカード状態の数値グレードではありません。
PSA Japanでは「Authentic」はカードが本物であることのみを証明する表記で、カード状態を表すものではないと説明しています。
一方、ARS Grading Serviceでは、真贋鑑定のみの場合にAU(Authentic)と表記し、数値グレードは付与されません。
そのため、「Authentic」と「AU」は関連する言葉ですが、すべての鑑定会社でAUという略称が共通して使われるわけではありません。
この記事では、Authenticの意味、AUとの関係、PSAとARSでの扱い、Authentic Alteredとの違い、数値グレードとの違い、購入・売却時の注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。

Authenticとは?

Authenticは、英語で「真正な」「本物の」といった意味を持つ言葉です。

トレーディングカードの鑑定では、カードの状態を評価するグレードとは別に、カードそのものが真正なものかどうかを示すために使われます。

項目 内容
表記 Authentic
基本的な意味 本物・真正であること
主な用途 トレカ鑑定で真正性を示す
数値グレード Authentic自体には付かない
関連表記 AU、Authentic Altered

トレカ鑑定でのAuthenticの意味

カード鑑定では、大きく分けて次の2つの確認があります。

  • カードが本物かどうかを確認する真贋鑑定
  • 本物のカードについて保存状態を評価するグレーディング

Authenticは前者の「本物かどうか」に関係する表記です。

そのため、Authenticと表示されていても、そのカードが美品・完璧な状態であるという意味にはなりません。

Authenticは状態評価ではない

初心者が特に間違えやすい点です。

PSA Japanでは、Authenticについて「カードが本物であることのみ」を証明し、カードの状態を表すものではないと案内しています。

たとえば、次の2枚がどちらもAuthentic表記だったとしても、見た目の保存状態が同じとは限りません。

  • 比較的きれいなカード
  • 傷・汚れ・摩耗が多いカード

Authenticだけでは、PSA 5・PSA 8・PSA 10のような状態ランクを判断できません。

AUとは?Authenticとの関係

AUは、ARS Grading Serviceで使われるAuthenticの表記です。

ARS公式では、真贋鑑定のみの場合は「AU(Authentic)」表記となり、数値グレードは付与されないと明記しています。

表記 主な使われ方
Authentic 本物・真正であることを示す一般的な鑑定表記
AU(Authentic) ARSで真贋鑑定のみを行った場合の表記

したがって、トレカ鑑定の文脈ではAUとAuthenticは強く関連しています。

ただし、AUがすべての鑑定会社で共通するAuthenticの略称というわけではありません。

PSAではAuthentic、ARSではAUと表記される

PSAとARSでは、真贋鑑定のみの表記方法が異なります。

鑑定サービス 真贋のみの主な表記 数値グレード
PSA Authentic 付かない
ARS AU(Authentic) 付かない

そのため、「AU=PSAでも正式に使う略称」と理解するのは正確ではありません。

鑑定会社ごとの表記を確認することが重要です。

PSAのAuthenticとは?

PSA Japanでは、Authenticはカードが本物であることのみを証明する表記だと説明しています。

PSAでは、依頼者が数値グレードではなく真贋鑑定のみを希望する場合、「Authentic Only」での申請方法を案内しています。

また、カードの劣化が激しいなどの理由で通常の数値グレーディングが難しい場合でも、条件によってAuthentic表記になることがあります。

PSAについて詳しくは、OripediaのPSAとは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説も参考にしてください。

ARSのAUとは?

ARSでは、真贋鑑定のみの場合にAU(Authentic)表記となります。

Grade 1〜10+のような状態評価は付きません。

ARSの表記 意味
Grade 1〜10+ 真贋確認に加えて保存状態を数値評価
AU 真贋鑑定のみ

AUはGrade 1より下の評価ではありません。

そもそも保存状態を数字で評価していない別の鑑定結果です。

AuthenticはPSA 1より下?

いいえ。

AuthenticとPSA 1は評価方法が異なります。

表記 意味
PSA 1 PSA基準で状態を数値評価したグレード
Authentic 本物であることを示し、数値状態評価はなし

そのため、「Authentic=PSA 0」「PSA 1より下」という考え方は正しくありません。

AuthenticはPSA 10より上?

これも違います。

PSA 10は、PSAのグレーディング基準で非常に高い状態評価を受けたカードです。

Authenticは状態グレードを付けていないため、PSA 10との上下関係はありません。

Authenticは「本物かどうか」、PSA 10は「本物であるカードの状態がどの程度か」という別の情報です。

Authentic Alteredとは?

Authentic Alteredは、Authenticと似ていますが意味が異なります。

PSA Japanでは、Authentic Alteredについて何らかの手が加えられた本物のカードという意味だと説明しています。

代表的な例として、次のようなものがあります。

  • トリミング
  • 塗り直し・リカラー
  • 修復
  • 洗浄
  • カードストックへの加工

つまり、Authentic Alteredは「本物」である点ではAuthenticと共通していますが、改変・修復等があることを明示する別の表記です。

AuthenticとAuthentic Alteredの違い

比較項目 Authentic Authentic Altered
本物か 本物 本物
数値グレード なし なし
改変の意味 Authentic表記だけでは改変を意味しない 改変・修復等の形跡がある
主な意味 真正性を認証 真正性を認証しつつAlteredであることを示す

二次流通で購入するときは、この2つを混同しないことが重要です。

Authentic Alteredの略称AAとの違い

PSAではAuthentic Alteredについて「AA」という略称が使われます。

一方、ARSのAUはAuthenticを意味します。

略称 意味 主なサービス
AU Authentic・真贋鑑定のみ ARS
AA Authentic Altered PSA

AUとAAは似ていますが、意味はまったく異なります。

AuthenticとAltered Stockの違い

Altered Stockは、PSAのNo Grade理由「N5」として使われる用語です。

PSAでは、紙の修復、シワのプレス、傷除去、光沢強化、表面への異物・薬剤等の付着などがAltered Stockに該当する例として挙げられています。

Authenticは「本物」を示す表記なので、Altered Stockとは別の意味です。

また、条件を満たしたN5カードがAuthentic Alteredとしてホルダーへ封入される場合があります。

Authenticなら改変されていない?

必ずそうとは言い切れません。

PSAの保証条件では、技術的な文字数・スペース上の理由などから、ラベル上で「Altered」と明示されない場合があることが説明されています。

そのため、高額なPSA Authentic鑑定品を購入する場合は、ラベルの一語だけで判断せず、鑑定番号の情報やカードの状態、販売者の説明も確認すると安全です。

Authenticなら状態はきれい?

分かりません。

Authenticは状態グレードではないため、カードのきれいさを保証する表記ではありません。

同じAuthenticでも、カードによって傷・汚れ・摩耗・折れなどの程度が異なる可能性があります。

購入時は、カードそのものの画像を確認することが重要です。

Authenticでも価値はある?

あります。

ただし、市場価値はAuthenticという表記だけで決まりません。

主に次のような要素で変わります。

  • カード自体の希少性
  • 発行年代
  • キャラクター・選手の人気
  • レアリティ
  • 流通量
  • カードの見た目の状態
  • Authentic Alteredかどうか
  • 市場需要

非常に希少なヴィンテージカードでは、数値グレードがなくても、第三者鑑定機関が真正性を確認したAuthentic鑑定品として高く評価される場合があります。

Authenticの相場を見るときのポイント

Authentic鑑定品の価格を確認するときは、同じカード名だけで比較せず、次の条件をできるだけ合わせます。

  • カード名
  • カード番号
  • 発行年・収録商品
  • 鑑定会社
  • AuthenticかAuthentic Alteredか
  • カードそのものの状態
  • ホルダーの状態
  • 実際の成約価格

特に数値グレードがないAuthenticでは、実物の見た目が価格へ大きく影響する場合があります。

Authentic鑑定品を購入するときの注意点

数値グレードだと思わない

AuthenticはPSA 5・PSA 10などのグレードではありません。

カード状態を画像で確認する

Authenticだけでは保存状態が分からないため、表面・裏面・四隅・縁などを確認しましょう。

Authentic Alteredと混同しない

改変・修復の有無は市場評価に大きく影響する可能性があります。

鑑定番号を確認する

高額品では、鑑定会社の公式確認ページでカード情報と鑑定番号が一致しているか確認しましょう。

鑑定会社を確認する

Authenticという言葉は複数の鑑定サービスで使われるため、PSAなのかARSなのか、その他の会社なのかを確認しましょう。

Authentic鑑定品を売却するときの注意点

売却時は「Authentic」「真贋鑑定のみ」「数値グレードなし」など、状態グレードではないことを分かりやすく記載すると誤解を防ぎやすくなります。

ARSの場合は「AU(Authentic)」、PSAの場合は「Authentic」など、実際の鑑定ラベルに合わせて説明しましょう。

Authentic Alteredの場合は、単にAuthenticとだけ記載せず、Alteredであることも明示することが重要です。

Authentic Onlyとは?

PSAでは、数値による状態グレーディングを希望せず、真贋鑑定のみを希望する場合に「Authentic Only」として申し込む方法が案内されています。

この場合、カードが本物と認められればAuthentic表記となり、数値グレードは付きません。

申込方法は変更される可能性があるため、実際に提出するときはPSA公式の最新FAQ・申込方法を確認しましょう。

ARSのミニマムグレードとAUの関係

ARSでは、申込者が指定したミニマムグレードを下回った場合、「ホルダー封入なしで返却」または「真贋鑑定のみのAUとしてホルダーへ封入」を選択できる仕組みがあります。

この場合もAUは、指定グレードより下の数字を意味するものではありません。

数値グレードを表示せず、Authenticとして封入する扱いです。

Authenticと真贋鑑定の関係

Authenticを理解するには「真贋鑑定」という言葉を覚えておくと分かりやすいでしょう。

真贋鑑定は、そのカードが正規に発行された真正なものか、偽造品などではないかを確認する工程です。

Authenticは、この真正性に関する結果を示す言葉です。

一方、カードの傷・汚れ・角・縁などを点数化するのがグレーディングです。

オンラインオリパで入手したカードを鑑定する場合

オンラインオリパで希少カードや高額カードを入手した場合、真正性の確認や状態評価を目的として第三者鑑定を利用するケースがあります。

カードが到着したら、表面・裏面・四隅・縁などを確認し、写真を残してから適切に保護しましょう。

鑑定に出す予定のカードを研磨・洗浄・強いプレスなどで人為的に加工すると、Authentic Alteredなど通常グレーディングとは異なる扱いになる可能性があります。

オンラインオリパでカードが届くまでの流れについては、ORIKINGのカード発送・到着までの流れを解説した記事も参考にしてください。

Authenticという言葉の使い方

トレカの売買・鑑定では、次のように使われます。

  • 「PSA Authenticのカードを購入した」
  • 「数値グレードではなくAuthentic Onlyで出す」
  • 「ARSではAU(Authentic)になった」
  • 「AuthenticとAuthentic Alteredの違いを確認する」
  • 「Authentic鑑定品の状態を画像で確認する」

このような表現を見かけた場合は、まず「本物であることを示す表記で、数値によるカード状態の評価ではない」と考えると理解しやすいでしょう。

初心者がAuthenticを理解するときのポイント

  1. Authenticは「本物・真正」を意味する
  2. カード状態を表す数値グレードではない
  3. PSAではAuthenticという表記が使われる
  4. ARSでは真贋鑑定のみの場合にAU(Authentic)と表記される
  5. AUはすべての鑑定会社で共通する略称ではない
  6. Authentic Alteredは改変等がある本物のカードを示す別表記
  7. Authenticだけではカード状態の良し悪しは判断できない

特に、「Authentic=本物」「数値グレードではない」「ARSではAU表記」という3点から覚えると分かりやすいでしょう。

Authenticに関するよくある質問

Authenticとは何ですか?

トレカ鑑定で、カードが本物・真正であることを示す言葉です。

AuthenticはAUと同じですか?

ARSではAU(Authentic)と表記されるため、ARSの文脈では同じ意味です。
ただし、AUはすべての鑑定会社で共通して使われる略称ではありません。

AuthenticはPSAのグレードですか?

数値グレードではありません。
PSA Japanでは、本物であることのみを証明し、カード状態を表すものではないと説明しています。

AuthenticはPSA 1より下ですか?

いいえ。
状態の数値評価ではないため、PSA 1〜10との上下関係はありません。

Authenticなら状態は良いですか?

Authenticだけでは判断できません。
カード状態は実物や画像で確認する必要があります。

Authentic Alteredとの違いは?

Authenticは本物であることを示す表記です。Authentic Alteredは、本物ではあるものの改変・修復・洗浄などの形跡があることを示します。

ARS AUはGrade 1より下ですか?

いいえ。
ARS AUは真贋鑑定のみで数値グレードが付かないため、Grade 1〜10+との上下関係はありません。

Authenticでも高額になることはありますか?

あります。
非常に希少なカードでは、第三者鑑定で真正性が確認されていること自体に価値がある場合があります。

まとめ

Authenticとは、トレーディングカード鑑定で「本物・真正であること」を示す言葉です。

PSAではAuthenticという表記が使われ、カードが本物であることのみを証明し、カード状態を表す数値グレードではないと説明されています。

ARSでは、真贋鑑定のみの場合にAU(Authentic)と表記され、数値グレードは付与されません。

ただし、AUはすべての鑑定会社で共通するAuthenticの略称ではないため、鑑定会社ごとの表記を確認することが重要です。

また、Authentic Alteredは「本物だが改変等があるカード」を示す別の表記なので、Authenticと混同しないようにしましょう。

初心者は、「Authentic=本物」「状態の数値グレードではない」「ARSではAU(Authentic)と表記される」という3点から覚えると理解しやすいでしょう。

参考・出典

タイトルとURLをコピーしました