BGS 6とは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説

BGS 6とは?ORIPEDIA用語集

BGS 6とは、Beckett Grading Services(BGS)がトレーディングカードの保存状態を評価する際に付与する正式なグレードのひとつで、「Excellent Mint(EX-MT)」に相当します。
BGSでは1〜10のグレーディングスケールを使用し、最終グレードには0.5刻みの評価があります。
そのためBGS 6は、BGS 5.5より上、BGS 6.5より下に位置する状態グレードです。
Beckett公式の基準では、角の毛羽立ち、縁の適度な粗さ・チッピング、目立つ印刷斑点、軽い変色やワックス汚れ、軽い傷、メタリック印刷線などがExcellent Mint 6の一般的な目安として示されています。
ただし、BGS 6だから偽物という意味ではありません。BGS 6はカードの保存状態を表す数値評価であり、カードそのものの希少性や市場価値とは別の情報です。
この記事では、BGS 6の意味、Excellent Mintとの関係、BGS 5.5・BGS 6.5との違い、Centering・Corners・Edges・Surface、PSAとの違い、相場や購入時の注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。

BGS 6とは?

BGS 6は、Beckett Grading Servicesがカードの保存状態を評価した結果として付与する正式な数値グレードです。

Beckett公式の現行グレーディングスケールでは、6を「Excellent Mint」とし、現在のグレーディングページでは「EX-MT」と略記しています。

項目 内容
表記 BGS 6
鑑定サービス Beckett Grading Services
状態表現 Excellent Mint(EX-MT)
位置づけ BGS 5.5より上、BGS 6.5より下
グレード方式 1〜10、0.5刻み
主な評価項目 Centering・Corners・Edges・Surface

Excellent Mintとは?BGS 6との関係

Excellent Mintは、BGS 6に対応する状態表現です。

「Mint」という言葉が含まれていますが、BGS 6は傷や使用感がまったくない状態を意味するものではありません。

BGS公式のExcellent Mint 6基準では、角の毛羽立ち、縁のチッピング、軽い変色や表面傷など、一定の欠点が許容されています。

二次流通では、次のような表記を見かけることがあります。

  • BGS 6
  • BGS6
  • BGS 6.0
  • BGS EX-MT
  • BGS Excellent Mint
  • Beckett 6

基本的には、Beckett Grading Servicesで6の状態評価を受けたカードを指します。

BGS 6はどんな状態?

Beckett公式のGrading Scaleでは、Excellent Mint 6についてCentering・Corners・Edges・Surfaceごとの一般的な基準を公開しています。

評価項目 BGS Excellent Mint 6の公式基準概要
Centering 表面は70/30以上、裏面は95/5以上。わずかなダイヤモンドカットを許容
Corners 角の毛羽立ちは許容。ただし打痕やほつれはないことが基準
Edges 適度な粗さ・適度なチッピング・軽いノッチを許容
Surface 目立つ印刷斑点、軽い色・フォーカス不良、軽い変色、ワックス汚れ、非常に薄いインク跡、軽い傷、目立つメタリック印刷線などを許容

つまりBGS 6は、ある程度の経年劣化や使用感が確認できても、BGS 5以下より良好な状態として評価されたカードです。

なお、Beckett公式はこれらを絶対的な機械判定ではなく、一般的なガイドラインとして示しています。

BGS 6で見られる可能性があるダメージ

  • 角に軽い毛羽立ちがある
  • 縁に適度な粗さがある
  • 縁にチッピングや小さなノッチがある
  • 表面に目立つ印刷斑点がある
  • 軽い変色がある
  • 軽い色・フォーカスの問題がある
  • ワックス汚れがある
  • 非常に薄いインク跡がある
  • 表面に軽い傷がある
  • メタリック印刷線が見える

これらはBGS公式基準を初心者向けに整理した例です。

すべてのBGS 6カードに同じ欠点があるわけではありません。

BGS 6とBGS 5.5の違い

BGS 5.5は、BGS 5と6の間にある半点グレードです。

比較項目 BGS 5.5 BGS 6
数値 5.5 6.0
位置づけ BGS 6より下 BGS 5.5より上
状態の考え方 5と6の中間 Excellent Mint

Beckett公式では、半点グレードのカードは一般に、ひとつ上とひとつ下のグレード双方の特徴を持つと説明しています。

BGS 6とBGS 6.5の違い

BGS 6.5は、BGS 6より0.5ポイント上に位置する正式な半点グレードです。

比較項目 BGS 6 BGS 6.5
数値 6.0 6.5
位置づけ BGS 6.5より下 BGS 6より上
状態の考え方 Excellent Mint 6と7の中間

BGS 6.5はNear Mint 7に近い中間評価ですが、写真だけで6と6.5を正確に見分けることは難しい場合があります。

BGS 6とBGS 7の違い

BGS 7はNear Mintで、BGS 6より1ポイント上です。

Beckett公式ではBGS 7について、角のごく軽い摩耗、縁の軽い粗さや小さなチッピング、近くで確認できる軽い傷などを許容しています。

BGS 6では、それより強い縁の粗さ・チッピングや目立つ印刷斑点などが許容されます。

BGS 6とBGS 5の違い

BGS 5はExcellent、BGS 6はExcellent Mintです。

BGS 6の方が1ポイント上の状態評価です。

BGS 5では4つの角の毛羽立ち、小さな打痕、縁の目立つ粗さなどが許容されますが、BGS 6では角に打痕やほつれがないことが基準として示されています。

BGSは何を見てグレードを決める?

Beckett公式では、カードを主に次の4項目から評価します。

  • Centering(センタリング)
  • Corners(角)
  • Edges(縁)
  • Surface(表面)

これらの個別評価をもとに、カード全体の最終グレードを決定します。

Centeringとは?

Centeringは、カードの印刷位置が中央にどれだけ整っているかを見る項目です。

BGS 6の公式基準では、表面70/30以上、裏面95/5以上が目安として示されています。

また、わずかなダイヤモンドカットも許容されます。

Cornersとは?

Cornersはカードの四隅の状態です。

BGS 6では、角に毛羽立ちがある状態は許容されますが、公式基準では打痕やほつれがないことが示されています。

Edgesとは?

Edgesはカードの縁・側面の状態です。

BGS 6では、適度な粗さ・チッピング、軽いノッチなどが許容されます。

Surfaceとは?

Surfaceはカード表面の状態です。

BGS 6では、目立つ印刷斑点、軽い色・フォーカスの問題、軽い変色、ワックス汚れ、非常に薄いインク跡、軽い傷、目立つメタリック印刷線などが許容されます。

一方、公式基準ではスカッフィングがないことが示されています。

Subgradeとは?

BGSでは、Centering・Corners・Edges・Surfaceの4項目を個別に評価します。

これらの個別評価をSubgrade(サブグレード)と呼びます。

Beckett公式では、最終グレードは4つのサブグレードを単純平均して決めるわけではなく、特に低い項目が強く影響すると説明しています。

そのため、同じBGS 6でも、どの部分が最終評価を下げたのかは個体ごとに異なる場合があります。

BGS 6は偽物という意味?

いいえ。

BGS 6はカードの保存状態を表す数値グレードです。

Beckettの現行公式案内では、通常のカードグレーディングにAuthenticity checkが含まれ、カードはグレーディング前にトリミング・ドクタリング・改変の有無も確認されます。

そのため、グレードの数字が6だから偽物という意味ではありません。

BGS 6は価値が高い?

BGS 6だから必ず高額になるわけではありません。

カードの市場価値は、グレードだけでなく次のような条件でも変わります。

  • カード自体の希少性
  • 発行年代
  • キャラクター・選手人気
  • レアリティ
  • 現存数
  • 市場需要
  • 高グレード個体の流通量
  • 同カードの鑑定枚数

特にヴィンテージカードでは、BGS 6でも十分な市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。

ヴィンテージカードではBGS 6にも意味がある?

あります。

古いカードでは、発行から長期間が経過しているため、高い状態を維持している個体そのものが少ない場合があります。

そのため、BGS 6でも第三者鑑定済みの希少個体として評価されることがあります。

ヴィンテージカードでは、グレードの数字だけでなく、カード自体の希少性や流通量、実物の見た目も重要です。

BGS 6と未鑑定カードの違い

比較項目 BGS 6 未鑑定カード
第三者評価 BGSによる評価あり なし
状態グレード 6 Excellent Mint 販売者・所有者などの判断
真正性確認 BGSの通常グレーディング工程に含まれる 通常は第三者確認なし
ホルダー BGS鑑定ホルダー 通常はなし

BGS 6とPSA 6は同じ?

同じではありません。

BGSとPSAは別の鑑定会社で、それぞれ独自のグレーディング基準を採用しています。

PSAにも6という数値グレードがありますが、BGS 6と完全に同一の基準ではありません。

そのため、BGS 6をPSA 6へ単純換算することはできません。

PSAについて詳しくは、OripediaのPSAとは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説も参考にしてください。

BGS 6をPSAへ出したらPSA 6になる?

保証されません。

別の鑑定会社へ提出した場合、その会社独自の基準であらためて評価されます。

BGS 6だったカードがPSAでも6になるとは限りません。

BGS 6とAuthenticは同じ?

同じではありません。

BGS 6はカード状態を数値で評価したグレードです。

Authenticは一般に、カードが本物であることを示し、数値による状態グレードを付けない認証に使われる言葉です。

状態グレードと真贋のみの認証は分けて理解しましょう。

BGS 6のラベルは何色?

Beckettの現行公式グレーディングページでは、新しいカラーラベル体系について次のように案内しています。

  • Black:Perfect Pristine 10
  • Gold:Pristine 10、Gem Mint 9.5
  • Silver:その他のグレード

そのため、現行の新ラベル体系ではBGS 6はSilverの範囲です。

ただし、Beckettの旧ラベル体系では低いグレードにWhiteラベルが使用されていたため、過去に鑑定されたBGS 6では現在と異なるラベル外観が見られる場合があります。

BGS 6の相場を見るときのポイント

  • カード名
  • カード番号
  • 発行年
  • 収録商品
  • レアリティ
  • BGS 6であること
  • 鑑定番号
  • サブグレード
  • ホルダーの状態
  • 実際の成約価格

BGS 5.5・6.5やPSA 6など、別グレード・別会社の価格をそのまま混ぜて比較しないことが重要です。

BGS 6を購入するときの注意点

Excellent Mintを「無傷」と思い込まない

BGS 6はExcellent Mintですが、軽い傷や角・縁の傷みが許容されるグレードです。

商品画像でも状態を確認しましょう。

BGS 5.5や6.5と見間違えない

BGSでは0.5刻みの正式グレードがあります。

出品タイトルだけでなく、鑑定ラベルの数値を確認しましょう。

サブグレードを見る

同じBGS 6でも、Centering・Corners・Edges・Surfaceの内訳によって見た目の印象が異なる場合があります。

鑑定番号を確認する

高額品では、Beckettの認証情報とカード名・カード番号などが一致しているか確認しましょう。

ホルダーの状態も確認する

BGS 6という数値はカード状態の評価です。

鑑定後にホルダーへ付いた擦り傷や欠けとは別なので、ケース状態も確認すると安心です。

BGS 6を売却するときの注意点

売却時は「BGS 6」「Excellent Mint」「EX-MT」など、実際のグレードが分かるように記載しましょう。

「BGS鑑定済み」とだけ書くと、購入者が別のグレードを想定する可能性があります。

サブグレードが表示されている個体では、その情報も確認できるようにすると比較しやすくなります。

鑑定前にカードを加工しない

グレードを上げる目的で、研磨・トリミング・塗り直し・強いプレスなどでカードを人為的に変えることは避けましょう。

Beckettの現行公式案内では、通常グレーディング前にトリミング・ドクタリング・改変の有無も確認するとしています。

オンラインオリパで入手したカードをBGSへ出す場合

オンラインオリパでヴィンテージカードや希少カードを入手し、BGSへ鑑定を依頼する場合は、到着時点の状態を確認しましょう。

表面・裏面・四隅・縁を写真に残し、その後は余計な傷を増やさないよう適切に保護します。

オンラインオリパでカードが届くまでの基本的な流れについては、ORIKINGのカード発送・到着までの流れを解説した記事も参考にしてください。

BGS 6という言葉の使い方

  • 「このヴィンテージカードはBGS 6です」
  • 「BGS 6 EX-MTの相場を確認する」
  • 「BGS 5.5と6の違いを調べる」
  • 「BGS 6と6.5を比較する」
  • 「BGS 6のサブグレードを確認する」

初心者がBGS 6を理解するときのポイント

  1. BGS 6はBeckett Grading Servicesの正式な状態グレード
  2. 状態表現はExcellent Mint(EX-MT)
  3. BGS 5.5より上、BGS 6.5より下
  4. Centering・Corners・Edges・Surfaceを評価する
  5. Excellent Mintでも無傷という意味ではない
  6. BGS 6だから偽物という意味ではない
  7. PSA 6とは別会社・別基準

特に、「BGS 6=Excellent Mint」「BGS 5.5と6.5の間」「PSA 6とは別基準」という3点を覚えておくと理解しやすいでしょう。

BGS 6に関するよくある質問

BGS 6とは何ですか?

Beckett Grading Servicesが付与するカード状態のグレードのひとつで、Excellent Mint(EX-MT)に相当します。

BGS 6は正式なグレードですか?

はい。BGSの1〜10スケールに含まれる正式な数値グレードです。

BGS 6の下は何ですか?

BGS 5.5です。

BGS 6の上は何ですか?

BGS 6.5です。

BGS 6は美品ですか?

Excellent Mintという名称ですが、角の毛羽立ち、縁のチッピング、軽い傷などが許容されるため、無傷を保証するグレードではありません。

BGS 6は偽物ですか?

いいえ。BGS 6はカードの保存状態を表す数値グレードです。

BGS 6とPSA 6は同じですか?

同じではありません。BGSとPSAでは独自のグレーディング基準を採用しています。

BGS 6のラベルは何色ですか?

Beckettの現行新ラベル体系ではBGS 6はSilverの範囲です。過去の旧ラベルでは外観が異なる場合があります。

BGS 6でも価値はありますか?

カードによります。希少なヴィンテージカードなどでは、BGS 6でも高い市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。

まとめ

BGS 6とは、Beckett Grading Servicesがカード状態を評価する際に付与する正式なグレードのひとつで、Excellent Mint(EX-MT)に相当します。

Beckett公式では、角の毛羽立ち、縁の適度な粗さやチッピング、目立つ印刷斑点、軽い変色、ワックス汚れ、軽い傷、目立つメタリック印刷線などをBGS 6の一般的な基準として示しています。

BGS 6はBGS 5.5より上、BGS 6.5より下です。

ただし、BGS 6は偽物という意味ではなく、カードの保存状態を示す数値評価です。

また、ヴィンテージカードや希少カードでは、BGS 6でもカードそのものに高い市場価値が残る場合があります。

初心者は、「BGS 6=Excellent Mint」「BGS 5.5と6.5の間」「PSA 6とは別基準」という3点から覚えると理解しやすいでしょう。

参考・出典

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