BGS 5とは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説

BGS 5とは?ORIPEDIA用語集

BGS 5とは、Beckett Grading Services(BGS)がトレーディングカードの保存状態を評価する際に付与する正式なグレードのひとつで、「Excellent(エクセレント)」に相当します。
BGSでは1〜10のグレーディングスケールを使用し、最終グレードには0.5刻みの評価があります。
そのためBGS 5は、BGS 4.5より上、BGS 5.5より下に位置する状態グレードです。
Beckett公式の基準では、4つの角の毛羽立ち、軽いノッチや小さな角の傷み、縁の粗さ・チッピング、目立つ印刷斑点、軽い変色・ワックス汚れ、表面光沢の一部消失、軽い傷などがExcellent 5の一般的な目安として示されています。
ただし、BGS 5だから偽物という意味ではありません。BGS 5はカードの保存状態を表す数値評価であり、カードそのものの希少性や市場価値とは別の情報です。
この記事では、BGS 5の意味、Excellentとの関係、BGS 4.5・BGS 5.5との違い、センタリング・角・縁・表面などBGSが評価する項目、PSAとの違い、相場や購入時の注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。

BGS 5とは?

BGS 5は、Beckett Grading Servicesがカード状態を評価した結果として付与する正式な数値グレードです。

Beckett公式の現行グレーディングスケールでは、BGS 5を「Excellent」、略して「EX」と表記しています。

項目 内容
表記 BGS 5
鑑定サービス Beckett Grading Services
状態表現 Excellent(EX)
位置づけ BGS 4.5より上、BGS 5.5より下
グレード方式 1〜10、0.5刻み
主な評価項目 Centering・Corners・Edges・Surface

Excellentとは?BGS 5との関係

Excellentは、BGS 5に対応する状態表現です。

英語では「優秀」「非常に良い」といった意味がありますが、BGSの1〜10スケールでは5は中間付近の状態グレードです。

そのため、「Excellentだから傷のない美品」という意味ではありません。

二次流通では、次のような表記を見かけることがあります。

  • BGS 5
  • BGS5
  • BGS 5.0
  • BGS EX
  • BGS Excellent
  • Beckett 5

いずれも、Beckett Grading Servicesで5の状態評価を受けたカードを指す表現として使われます。

BGS 5はどんな状態?

Beckett公式のGrading Scaleでは、Excellent 5についてセンタリング・角・縁・表面ごとの一般的な基準を公開しています。

評価項目 BGS Excellent 5の公式基準概要
Centering 表面は75/25以上、裏面は95/5以上。わずかなダイヤモンドカットを許容
Corners 4つの角の毛羽立ち、軽いノッチ、小さな角の傷みを許容
Edges 目立つ粗さ、非常に軽いノッチ、目立つチッピングを許容。ただし層の剥離はなし
Surface 目立つ印刷斑点、軽い色・フォーカス不良、軽い変色・ワックス汚れ、非常に薄いインク跡、光沢の一部消失、軽い傷を許容。ただしスカッフィングはなし

つまりBGS 5は、カードに使用感や複数の傷みが確認できる一方、BGS 4以下よりは状態が良好と評価されたカードです。

Beckett公式も、これらを絶対的な機械判定ではなく一般的なガイドラインとして案内しています。

BGS 5で見られる可能性があるダメージ

  • 4つの角に軽い毛羽立ちがある
  • 角に小さなノッチや打痕がある
  • 縁に粗さや白かけがある
  • 縁に目立つチッピングがある
  • 表面に印刷斑点がある
  • 軽い変色やワックス汚れがある
  • 非常に薄いインク跡がある
  • 表面光沢の一部が失われている
  • 軽い擦り傷がある
  • センタリングに目立つ偏りがある

これらはBGS公式基準を初心者向けに整理した例です。

BGS 5とBGS 4.5の違い

BGS 5はExcellent、BGS 4.5はそのひとつ下に位置する半点グレードです。

比較項目 BGS 4.5 BGS 5
数値 4.5 5.0
位置づけ BGS 5より下 BGS 4.5より上
状態の考え方 4と5の中間 Excellent

Beckett公式では、半点グレードは一般に上下のグレード双方の特徴を持つと説明しています。

BGS 5とBGS 5.5の違い

BGS 5.5は、BGS 5より0.5ポイント上に位置する正式な半点グレードです。

比較項目 BGS 5 BGS 5.5
数値 5.0 5.5
位置づけ BGS 5.5より下 BGS 5より上
状態の考え方 Excellent 5と6の中間

BGS 5.5はBGS 5より上位ですが、写真だけで5と5.5を正確に判定することは難しい場合があります。

BGS 5とBGS 6の違い

BGS 6は「Excellent Mint(EX-MT)」で、BGS 5より1ポイント上です。

BGS 6では、角・縁・表面などに一定の傷みを許容しながらも、BGS 5より良好な状態として評価されます。

同じカードでも、角の傷み、縁のチッピング、光沢、表面の傷などの組み合わせによって最終グレードは変わります。

BGSは何を見てグレードを決める?

Beckett公式では、カードを主に次の4つの項目から評価します。

  • Centering(センタリング)
  • Corners(角)
  • Edges(縁)
  • Surface(表面)

これらを個別に確認し、カード全体の最終グレードを決定します。

Centeringとは?

Centeringは、カードの印刷位置が中央にどれだけ整っているかを見る項目です。

Beckett公式のBGS 5基準では、表面75/25以上、裏面95/5以上が目安として示されています。

また、わずかなダイヤモンドカットも許容されます。

Cornersとは?

Cornersはカードの四隅の状態です。

BGS 5では、4つの角に毛羽立ちがある状態や、ごく軽いノッチ、小さな角の傷みなどが許容されます。

Edgesとは?

Edgesはカードの縁・側面の状態です。

BGS 5では、目立つ粗さ、非常に軽いノッチ、目立つチッピングなどが許容されます。

ただし、公式基準では層の剥離がないことが示されています。

Surfaceとは?

Surfaceはカード表面の状態です。

BGS 5では、目立つ印刷斑点、軽い色・フォーカスの問題、軽い変色、ワックス汚れ、非常に薄いインク跡、光沢の一部消失、軽い傷などが許容されます。

一方で、公式基準ではスカッフィングがないことが示されています。

Subgradeとは?

BGSでは、Centering・Corners・Edges・Surfaceの4項目を個別に評価します。

これらの個別評価をSubgrade(サブグレード)と呼びます。

Beckett公式では、最終グレードは4つのサブグレードを単純平均するだけではなく、特に低いサブグレードが最終評価へ強く影響すると説明しています。

そのため、1項目だけ大きく状態が悪い場合でも、カード全体の最終グレードを引き下げる可能性があります。

BGS 5は偽物という意味?

いいえ。

BGS 5はカードの保存状態を示す数値グレードです。

Beckettの現行公式案内では、通常のカードグレーディングに真正性確認が含まれ、グレーディング前にトリミング・ドクタリング・改変の有無も確認すると説明されています。

そのため、BGS 5という数字は「偽物」を意味するものではありません。

BGS 5は価値が低い?

必ずしも価値が低いとは限りません。

カードの市場価値は、BGSグレードだけではなく次の要素でも変わります。

  • カード自体の希少性
  • 発行年代
  • キャラクター・選手人気
  • レアリティ
  • 現存数
  • 市場需要
  • 高グレード個体の流通量
  • 同カードの鑑定枚数

特にヴィンテージカードや極端に希少なカードでは、BGS 5でも十分に高いコレクション価値を持つ場合があります。

ヴィンテージカードではBGS 5にも意味がある?

あります。

古いカードでは、発行から長期間が経過しているため、高い状態を維持した個体自体が少ない場合があります。

そのため、BGS 5でも第三者鑑定済みの希少個体として評価されることがあります。

ヴィンテージカードでは、グレードの数字だけでなく、カードそのものの希少性・流通量・市場需要も確認しましょう。

BGS 5と未鑑定カードの違い

比較項目 BGS 5 未鑑定カード
第三者評価 BGSによる評価あり なし
状態グレード 5 Excellent 販売者・所有者などの判断
真正性確認 BGSの通常グレーディング工程に含まれる 通常は第三者確認なし
ホルダー BGS鑑定ホルダー 通常はなし

未鑑定品の「美品」「傷あり」などは販売者ごとに基準が異なります。

BGS 5はBeckettの基準で状態が数値化された鑑定品です。

BGS 5とPSA 5は同じ?

同じではありません。

BGSとPSAは別の鑑定会社で、それぞれ独自のグレーディング基準を採用しています。

PSAにも5という数値グレードがありますが、BGS 5と完全に同一の基準ではありません。

そのため、BGS 5をPSA 5へ単純換算することはできません。

PSAについて詳しくは、OripediaのPSAとは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説も参考にしてください。

BGS 5をPSAへ出したらPSA 5になる?

保証されません。

別の鑑定会社へ提出した場合、その会社独自の基準であらためて評価されます。

BGS 5だったカードがPSAでも5になるとは限りません。

BGS 5とAuthenticは同じ?

同じではありません。

BGS 5はカード状態を数値で評価したグレードです。

Authenticは一般に、カードが本物であることを示し、数値による状態グレードを付けない認証に使われる言葉です。

状態グレードと真贋のみの認証は分けて理解しましょう。

BGS 5のラベルは何色?

Beckettの現行公式グレーディングページでは、ラベルを次のように案内しています。

  • Black:Perfect Pristine 10
  • Gold:Pristine 10、Gem Mint 9.5
  • Silver:その他のグレード

そのため、現行ラベル体系ではBGS 5はSilverの範囲です。

ただし、過去のラベルデザイン・旧ホルダーも二次流通しているため、古いBGS 5鑑定品では現在と異なる外観が見られる場合があります。

BGS 5の相場を見るときのポイント

  • カード名
  • カード番号
  • 発行年
  • 収録商品
  • レアリティ
  • BGS 5であること
  • 鑑定番号
  • サブグレード
  • ホルダーの状態
  • 実際の成約価格

BGS 4.5・5.5やPSA 5など、別グレード・別会社の価格をそのまま混ぜて比較しないことが重要です。

BGS 5を購入するときの注意点

Excellentを「美品」と思い込まない

BGS 5はExcellentですが、傷や使用感がないカードという意味ではありません。

表面・裏面・四隅・縁を画像で確認しましょう。

BGS 4.5や5.5と見間違えない

BGSでは0.5刻みの正式グレードがあります。

出品タイトルだけではなく、鑑定ラベルの数値を確認しましょう。

カード自体の希少性を見る

BGS 5という数字だけで価格が決まるわけではありません。

鑑定番号を確認する

高額品では、Beckettの認証情報とカード名・カード番号などが一致しているか確認しましょう。

ホルダーの状態も確認する

BGS 5というグレードはカード状態の評価です。

鑑定後にホルダーへ付いた擦り傷や欠けとは別なので、ケース状態も確認すると安心です。

BGS 5を売却するときの注意点

売却時は「BGS 5」「Excellent」など、実際のグレードが分かるように記載しましょう。

「BGS鑑定済み」とだけ記載すると、購入者が別のグレードを想定する可能性があります。

カードに目立つ使用感が見える場合は、鑑定ラベルだけでなく状態写真も掲載すると分かりやすくなります。

鑑定前にカードを加工しない

グレードを上げる目的で、研磨・トリミング・塗り直し・強いプレスなどでカードを人為的に変えることは避けましょう。

Beckettの現行公式案内では、グレーディング前にカードのトリミング・ドクタリング・改変の有無も確認するとしています。

オンラインオリパで入手したカードをBGSへ出す場合

オンラインオリパでヴィンテージカードや希少カードを入手し、BGSへ鑑定を依頼する場合は、到着時点の状態を確認しましょう。

表面・裏面・四隅・縁を写真に残し、その後は余計な傷を増やさないよう適切に保護します。

オンラインオリパでカードが届くまでの基本的な流れについては、ORIKINGのカード発送・到着までの流れを解説した記事も参考にしてください。

BGS 5という言葉の使い方

  • 「このヴィンテージカードはBGS 5です」
  • 「BGS 5 Excellentの相場を確認する」
  • 「BGS 4.5と5の違いを調べる」
  • 「BGS 5と5.5を比較する」
  • 「BGS 5でも希少なのでコレクションする」

初心者がBGS 5を理解するときのポイント

  1. BGS 5はBeckett Grading Servicesの正式な状態グレード
  2. 状態表現はExcellent(EX)
  3. BGS 4.5より上、BGS 5.5より下
  4. センタリング・角・縁・表面を評価する
  5. Excellentでも無傷の美品という意味ではない
  6. BGS 5だから偽物という意味ではない
  7. PSA 5とは別会社・別基準

特に、「BGS 5=Excellent」「BGS 4.5と5.5の間」「PSA 5とは別基準」という3点を覚えておくと理解しやすいでしょう。

BGS 5に関するよくある質問

BGS 5とは何ですか?

Beckett Grading Servicesが付与するカード状態のグレードのひとつで、Excellent(EX)に相当します。

BGS 5は正式なグレードですか?

はい。BGSの1〜10スケールに含まれる正式な数値グレードです。

BGS 5の下は何ですか?

BGS 4.5です。

BGS 5の上は何ですか?

BGS 5.5です。

BGS 5は美品ですか?

Excellentという名称ですが、軽い角・縁・表面の傷みなどが許容されるため、無傷の美品という意味ではありません。

BGS 5は偽物ですか?

いいえ。BGS 5はカードの保存状態を表す数値グレードです。

BGS 5とPSA 5は同じですか?

同じではありません。BGSとPSAでは独自のグレーディング基準を採用しています。

BGS 5のラベルは何色ですか?

Beckettの現行公式ラベル体系では、BGS 5はSilverの範囲です。旧ホルダーでは外観が異なる場合があります。

BGS 5でも価値はありますか?

カードによります。希少なヴィンテージカードなどでは、BGS 5でも市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。

まとめ

BGS 5とは、Beckett Grading Servicesがカード状態を評価する際に付与する正式なグレードのひとつで、Excellent(EX)に相当します。

Beckett公式では、4つの角の毛羽立ち、軽いノッチや小さな角の傷み、縁の粗さ・チッピング、目立つ印刷斑点、軽い変色やワックス汚れ、光沢の一部消失、軽い傷などをBGS 5の一般的な基準として示しています。

BGS 5はBGS 4.5より上、BGS 5.5より下です。

ただし、BGS 5は偽物という意味ではなく、カードの保存状態を示す数値評価です。

また、ヴィンテージカードや希少カードでは、BGS 5でもカードそのものに高い市場価値が残る場合があります。

初心者は、「BGS 5=Excellent」「BGS 4.5と5.5の間」「PSA 5とは別基準」という3点から覚えると理解しやすいでしょう。

参考・出典

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