BGS 4.5とは、Beckett Grading Services(BGS)がトレーディングカードの保存状態を評価する際に付与する正式なグレードのひとつで、「Very Good/Excellent+」に相当します。
BGSでは1〜10のグレーディングスケールを使用し、最終グレードには0.5刻みの評価があります。
そのためBGS 4.5は、BGS 4(Very Good/Excellent)より上、BGS 5(Excellent)より下に位置する中間グレードです。
Beckett公式では、半点グレードのカードは一般に、ひとつ上とひとつ下のグレード双方の特徴を持つと説明しています。
ただし、BGS 4.5だから偽物という意味ではありません。BGS 4.5はカードの保存状態を示す数値評価であり、カードそのものの希少性や市場価値とは別の情報です。
この記事では、BGS 4.5の意味、Very Good/Excellent+との関係、BGS 4・BGS 5との違い、BGSが評価するセンタリング・角・縁・表面、PSAとの違い、相場や購入時の注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。
- BGS 4.5とは?
- Very Good/Excellent+とは?
- BGSの0.5刻みとは?
- BGS 4.5はどんな状態?
- BGS 4の公式基準
- BGS 5の公式基準
- BGS 4.5で見られる可能性があるダメージ
- BGS 4.5とBGS 4の違い
- BGS 4.5とBGS 5の違い
- BGS 4.5とBGS 3.5の違い
- BGSは何を見てグレードを決める?
- Centeringとは?
- Cornersとは?
- Edgesとは?
- Surfaceとは?
- Subgradeとは?
- BGS 4.5は偽物という意味?
- BGS 4.5は価値がない?
- 古いカードではBGS 4.5にも意味がある?
- BGS 4.5と未鑑定カードの違い
- BGS 4.5とPSA 4は同じ?
- BGS 4.5をPSAへ出したらPSA 4か5になる?
- BGS 4.5とAuthenticは同じ?
- BGS 4.5の相場を見るときのポイント
- BGS 4.5を購入するときの注意点
- BGS 4.5を売却するときの注意点
- 鑑定前にカードを加工しない
- オンラインオリパで入手したカードをBGSへ出す場合
- BGS 4.5という言葉の使い方
- 初心者がBGS 4.5を理解するときのポイント
- BGS 4.5に関するよくある質問
- まとめ
- 参考・出典
BGS 4.5とは?
BGS 4.5は、Beckett Grading Servicesがカード状態を評価した結果として付与する正式な数値グレードです。
Beckett公式のPopulation Reportでは、4.0を「Very Good/Excellent」、4.5を「Very Good/Excellent+」、5.0を「Excellent」と表示しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表記 | BGS 4.5 |
| 鑑定サービス | Beckett Grading Services |
| 状態表現 | Very Good/Excellent+ |
| 位置づけ | BGS 4より上、BGS 5より下 |
| グレード方式 | 1〜10、0.5刻み |
| 主な評価項目 | Centering・Corners・Edges・Surface |
Very Good/Excellent+とは?
Very Good/Excellent+は、BGS 4.5に対応する状態表現です。
BGS 4の「Very Good/Excellent」とBGS 5の「Excellent」の間にある半点評価と考えると分かりやすいでしょう。
二次流通では、次のような表記を見かけることがあります。
- BGS 4.5
- BGS4.5
- BGS 4.5 VG-EX+
- BGS Very Good/Excellent+
- Beckett 4.5
いずれも、Beckett Grading Servicesで4.5の状態評価を受けたカードを指す表現として使われます。
BGSの0.5刻みとは?
Beckett公式では、BGSの最終グレードに10、9.5、9、8.5……という0.5刻みを採用しています。
さらに、半点グレードのカードは一般に、そのひとつ上とひとつ下のグレード双方の特徴を持つと説明しています。
| グレード | 状態表現 |
|---|---|
| BGS 4 | Very Good/Excellent |
| BGS 4.5 | Very Good/Excellent+ |
| BGS 5 | Excellent |
| BGS 5.5 | Excellent+ |
つまりBGS 4.5は、BGS 4と5の間にある正式な中間グレードです。
BGS 4.5はどんな状態?
BGS 4.5は、カードに使用感や複数の傷みが確認される可能性がある状態グレードです。
ただし、Beckett公式の現行グレーディングスケールでは4.5について独立した長文基準を設けておらず、半点グレードは上下のグレード双方の特徴を持つと説明しています。
そのため、BGS 4(Very Good/Excellent)とBGS 5(Excellent)の公式基準を確認すると、4.5の位置づけを理解しやすくなります。
BGS 4の公式基準
Beckett公式では、BGS 4(Very Good/Excellent)について次のような一般的基準を示しています。
- 表面のセンタリングは80/20以上
- 角に軽いノッチや層の剥離、適度な傷みを許容
- 縁にチッピング、ノッチ、軽い層の剥離を許容
- 重い印刷斑点
- ヘアライン状のシワ
- 適度な色・フォーカスの問題や変色
- 適度なワックス汚れ
- 非常に軽いインク跡やテープ跡
- 表面光沢の大幅な低下
- ごく軽い擦れや非常に微細な裂け
BGS 5の公式基準
Beckett公式では、BGS 5(Excellent)について次のような一般的基準を示しています。
- 表面のセンタリングは75/25以上
- 4つの角に毛羽立ちがあってもよい
- 軽いノッチや小さな角の傷みを許容
- 縁に目立つ粗さやチッピングを許容
- 目立つ印刷斑点
- 軽い色・フォーカスの問題や変色
- 軽いワックス汚れや非常に薄いインク跡
- 表面光沢の一部が失われている
- 軽い傷を許容するが、スカッフィングはないことが基準
BGS 4.5は、このBGS 4と5の間に位置する半点グレードです。
BGS 4.5で見られる可能性があるダメージ
BGS 4と5の公式基準を踏まえると、BGS 4.5では次のような状態が見られる可能性があります。
- 角の毛羽立ちや軽い傷み
- 縁のチッピングや粗さ
- 表面の印刷斑点
- 軽いシワや折れの痕跡
- 変色や汚れ
- 光沢の低下
- 軽い擦り傷
- センタリングの大きな偏り
ただし、これらはBGS 4.5をイメージしやすくするための一般例です。
特定の傷があるだけで必ず4.5になるわけではなく、実際のグレードはBeckettによる総合評価で決まります。
BGS 4.5とBGS 4の違い
BGS 4はVery Good/Excellent、BGS 4.5はVery Good/Excellent+です。
| 比較項目 | BGS 4 | BGS 4.5 |
|---|---|---|
| 状態表現 | Very Good/Excellent | Very Good/Excellent+ |
| 数値 | 4.0 | 4.5 |
| 位置づけ | BGS 4.5より下 | BGS 4より0.5上 |
BGS 4.5はBGS 4より一段階上の状態評価です。
BGS 4.5とBGS 5の違い
BGS 5はExcellentで、BGS 4.5より0.5ポイント上です。
| 比較項目 | BGS 4.5 | BGS 5 |
|---|---|---|
| 状態表現 | Very Good/Excellent+ | Excellent |
| 数値 | 4.5 | 5.0 |
| 位置づけ | BGS 5より下 | BGS 4.5より上 |
写真だけで4.5と5を正確に判定することは難しい場合があります。
BGS 4.5とBGS 3.5の違い
BGS 3.5はBGS 4.5より1ポイント低いグレードです。
BGS 3.5はBGS 3と4の間、BGS 4.5はBGS 4と5の間に位置します。
同じ半点グレードでも、4.5の方が上位の状態評価です。
BGSは何を見てグレードを決める?
Beckett公式では、カードを主に次の4つの項目から評価すると説明しています。
- Centering(センタリング)
- Corners(角)
- Edges(縁)
- Surface(表面)
これらを個別に確認し、カード全体の最終グレードを決定します。
Centeringとは?
Centeringは、カードの印刷位置が中央にどれだけ整っているかを見る項目です。
左右・上下の枠が大きく偏っている場合、BGSの評価へ影響する可能性があります。
BGS 4と5の公式基準でも、センタリングの許容範囲がそれぞれ示されています。
Cornersとは?
Cornersはカードの四隅の状態です。
角の毛羽立ち、ノッチ、潰れ、層の剥離などが確認されます。
Edgesとは?
Edgesはカードの縁・側面の状態です。
白かけ、粗さ、チッピング、ノッチ、層の剥離などが評価対象になります。
Surfaceとは?
Surfaceはカード表面の状態です。
印刷斑点、擦り傷、シワ、変色、汚れ、光沢、インク跡などが確認されます。
Subgradeとは?
BGSでは、Centering・Corners・Edges・Surfaceの4項目を個別に評価します。
これらの個別評価をSubgrade(サブグレード)と呼びます。
Beckett公式では、最終グレードは単純平均だけで決まるものではなく、特に低いサブグレードが最終評価へ強く影響すると説明しています。
そのため、同じBGS 4.5でも、どの項目が評価を下げたのかは個体によって異なる場合があります。
BGS 4.5は偽物という意味?
いいえ。
BGS 4.5はカードの保存状態を示す数値グレードです。
Beckett公式では、BGSのグレーディング工程にカードの真正性確認が含まれると案内しています。
そのため、「グレードが低いから偽物」という意味ではありません。
BGS 4.5は価値がない?
価値がないとは限りません。
カードの市場価値は、BGSグレードだけではなく次のような要素でも変わります。
- カード自体の希少性
- 発行年代
- キャラクター・選手人気
- レアリティ
- 現存数
- 市場需要
- 同カードの高グレード個体の流通量
特に古いヴィンテージカードや極端に希少なカードでは、BGS 4.5でも高い市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。
古いカードではBGS 4.5にも意味がある?
あります。
長い年月が経過したカードでは、高い状態を維持している個体自体が少ない場合があります。
そのため、BGS 4.5でも第三者鑑定済みの希少個体として収集対象になることがあります。
BGS 4.5と未鑑定カードの違い
| 比較項目 | BGS 4.5 | 未鑑定カード |
|---|---|---|
| 第三者評価 | BGSによる評価あり | なし |
| 状態グレード | 4.5 Very Good/Excellent+ | 販売者・所有者などの判断 |
| 真正性確認 | BGSの通常グレーディング工程に含まれる | 通常は第三者確認なし |
| ホルダー | BGS鑑定ホルダー | 通常はなし |
BGS 4.5とPSA 4は同じ?
同じではありません。
BGSとPSAは別の鑑定会社で、それぞれ独自のグレーディング基準を採用しています。
さらにBGSには4.5の半点グレードがありますが、PSAの通常カードグレーディングは整数グレードです。
そのため、BGS 4.5を「PSA 4と5のちょうど中間」と機械的に換算することはできません。
PSAについて詳しくは、OripediaのPSAとは?トレカで使われる意味を初心者向けに解説も参考にしてください。
BGS 4.5をPSAへ出したらPSA 4か5になる?
保証されません。
別の鑑定会社へ提出すれば、その会社独自の基準であらためて評価されます。
BGS 4.5だったカードがPSAで4または5になると断定することはできません。
BGS 4.5とAuthenticは同じ?
同じではありません。
BGS 4.5はカード状態を数値で評価したグレードです。
Authenticは一般に、カードが本物であることを示し、数値による状態グレードを付けない認証に使われる言葉です。
状態評価と真贋のみの認証は分けて理解しましょう。
BGS 4.5の相場を見るときのポイント
BGS 4.5の市場価格を確認するときは、次の条件をできるだけ揃えましょう。
- カード名
- カード番号
- 発行年
- 収録商品
- レアリティ
- BGS 4.5であること
- 鑑定番号
- ホルダーの状態
- 実際の成約価格
BGS 4・5やPSAのグレード品など、別条件の価格をそのまま混ぜて比較しないことが重要です。
BGS 4.5を購入するときの注意点
カードの状態を画像で確認する
BGS 4.5は状態評価が付いた鑑定品ですが、傷みがないカードという意味ではありません。
表面・裏面・四隅・縁・シワ・汚れなどを確認しましょう。
BGS 4や5と見間違えない
4.5は独立した正式なBGSグレードです。
出品タイトルだけでなく、鑑定ラベルの数値も確認しましょう。
カードそのものの希少性を見る
低〜中程度のグレードでも、希少カードなら高額になる場合があります。
鑑定番号を確認する
高額品では、Beckettの認証情報とカード名・カード番号などが一致しているか確認しましょう。
ホルダーの状態も確認する
カード自体のBGSグレードと、鑑定後にケースへ付いた擦り傷・欠けは別です。
BGS 4.5を売却するときの注意点
売却時は「BGS 4.5」「Very Good/Excellent+」など、実際のグレードが分かるように記載しましょう。
「BGS鑑定済み」とだけ記載すると、購入者が別のグレードを想定する可能性があります。
目立つ傷みがある場合は、鑑定ラベルだけでなくカードの状態写真も掲載すると分かりやすくなります。
鑑定前にカードを加工しない
グレードを上げる目的で、研磨・トリミング・塗り直し・強いプレスなどでカードを人為的に変えることは避けましょう。
Beckettの通常グレーディングには真正性確認が含まれるため、改変は通常の状態評価とは別の問題につながる可能性があります。
オンラインオリパで入手したカードをBGSへ出す場合
オンラインオリパでヴィンテージカードや希少カードを入手し、BGSへ鑑定を依頼する場合は、到着時点の状態を確認しましょう。
表面・裏面・四隅・縁を写真に残し、その後は余計な傷を増やさないよう適切に保護します。
オンラインオリパでカードが届くまでの基本的な流れについては、ORIKINGのカード発送・到着までの流れを解説した記事も参考にしてください。
BGS 4.5という言葉の使い方
- 「このヴィンテージカードはBGS 4.5です」
- 「BGS 4.5 VG-EX+の相場を確認する」
- 「BGS 4と4.5の違いを調べる」
- 「BGS 4.5と5を比較する」
- 「BGS 4.5の鑑定品を購入する」
初心者がBGS 4.5を理解するときのポイント
- BGS 4.5はBeckett Grading Servicesの正式な状態グレード
- 状態表現はVery Good/Excellent+
- BGS 4より上、BGS 5より下
- BGSは0.5刻みの最終グレードを使用する
- 半点グレードは上下の評価双方の特徴を持つことがある
- センタリング・角・縁・表面を評価する
- PSAのグレードへ単純換算はできない
特に、「BGS 4.5=Very Good/Excellent+」「BGS 4と5の間の正式グレード」「PSAとは別基準」という3点を覚えておくと理解しやすいでしょう。
BGS 4.5に関するよくある質問
BGS 4.5とは何ですか?
Beckett Grading Servicesが付与するカード状態のグレードのひとつで、Very Good/Excellent+に相当します。
BGS 4.5は正式なグレードですか?
はい。BGSでは最終グレードを0.5刻みで付与しており、公式Population Reportでも4.5(Very Good/Excellent+)が掲載されています。
BGS 4.5はBGS 4より上ですか?
はい。BGS 4より0.5ポイント上です。
BGS 4.5はBGS 5より下ですか?
はい。BGS 5はExcellentで、BGS 4.5より0.5ポイント上です。
BGS 4.5は偽物ですか?
いいえ。BGS 4.5は保存状態を表す数値グレードです。
BGS 4.5とPSA 4は同じですか?
同じではありません。BGSとPSAでは独自のグレーディング基準を採用しています。
BGS 4.5でも価値はありますか?
カードによります。希少なヴィンテージカードなどでは、BGS 4.5でも市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。
まとめ
BGS 4.5とは、Beckett Grading Servicesがカード状態を評価する際に付与する正式なグレードのひとつです。
Beckett公式のPopulation ReportではVery Good/Excellent+と表記され、BGS 4(Very Good/Excellent)より上、BGS 5(Excellent)より下に位置します。
BGSでは0.5刻みの最終グレードを使用し、公式では半点グレードは一般に上下の評価双方の特徴を持つと説明しています。
また、BGS 4.5は偽物という意味ではなく、カードの保存状態を示す数値評価です。
ヴィンテージカードや希少カードでは、BGS 4.5でもカードそのものに高い市場価値が残る場合があります。
初心者は、「BGS 4.5=Very Good/Excellent+」「BGS 4と5の間」「PSAのグレードとは単純比較できない」という3点から覚えると理解しやすいでしょう。
