ARS Grade 2とは、日本のトレーディングカード鑑定サービス「ARS Grading Service」が付与する数値グレードのひとつです。
ARS公式の鑑定基準では、Grade 2を「見栄えに影響を及ぼす傷/汚れがある」状態と説明しています。
プレイヤーやコレクターの間では「ARS Grade 2」を短く「ARS 2」と呼ぶことがあります。
Grade 2は状態評価としては低い部類ですが、「偽物」や「価値がない」という意味ではありません。ARSによる真贋確認を経たうえで、カードの保存状態がGrade 2相当と判断された鑑定品です。
この記事では、ARS Grade 2の意味、ARS 2との関係、Grade 1・Grade 3との違い、AUとの違い、価格やコレクション価値、購入時の注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。
- ARS Grade 2とは?
- ARS 2とは?ARS Grade 2との関係
- ARS Grade 2はどんな状態?
- ARS Grade 2で見られる可能性があるダメージ
- ARS Grade 2とGrade 1の違い
- ARS Grade 2とGrade 3の違い
- ARS Grade 2は偽物という意味?
- ARS Grade 2は価値がない?
- ARS Grade 2と未鑑定カードの違い
- ARS Grade 2とAUの違い
- ARS Grade 2とPSA 2は同じ?
- ARSではセンタリングを減点しない
- 印刷エラーがあるとARS Grade 2になる?
- 傷が多ければ必ずARS Grade 2になる?
- 古いカードではARS Grade 2にも価値がある?
- ARS Grade 2のホルダー
- ARS Grade 2の鑑定書
- 鑑定書がなくてもARS Grade 2?
- ARS Grade 2を購入するときの注意点
- ARS Grade 2の相場を見るときのポイント
- ARS Grade 2を鑑定に出す意味はある?
- オンラインオリパで入手したカードをARS鑑定する場合
- ARS Grade 2という言葉の使い方
- 初心者がARS Grade 2を理解するときのポイント
- ARS Grade 2に関するよくある質問
- まとめ
- 参考・出典
ARS Grade 2とは?
ARS Grade 2は、ARS Grading Serviceがカードの真贋と保存状態を確認したうえで付与する数値グレードのひとつです。
ARS公式のグレーディング基準では、Grade 2について「見栄えに影響を及ぼす傷/汚れがある」と説明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式な表記 | Grade 2 |
| 一般的な呼び方 | ARS Grade 2・ARS 2 |
| 公式基準 | 見栄えに影響を及ぼす傷・汚れがある状態 |
| 位置づけ | ARSの低い数値グレードのひとつ |
| 真贋 | ARSによる真贋確認を経てグレード付与 |
ARS 2とは?ARS Grade 2との関係
「ARS 2」は、ARS Grade 2を短く表した呼び方です。
カードショップ、フリマ、オークション、SNSなどでは次のような表現が使われます。
- ARS Grade 2
- ARS 2
- ARS2
- Grade 2
基本的には同じARSのGrade 2鑑定品を指します。
ただし、「Grade 2」とだけ書かれている場合は、ARS以外の鑑定会社を指している可能性があります。
売買時は、鑑定会社名・ホルダー・キャプション・鑑定番号まで確認すると分かりやすいでしょう。
ARS Grade 2はどんな状態?
Grade 2は、カードの見栄えに影響する傷や汚れが確認される状態です。
具体的には、カード全体の見た目へ影響する傷・汚れ・摩耗などがある場合に該当する可能性があります。
ただし、「この傷が1つあれば必ずGrade 2」と機械的に決まるわけではありません。
最終的には、ARS独自の鑑定基準に基づいて総合的に評価されます。
ARS Grade 2で見られる可能性があるダメージ
Grade 2では、次のような状態が評価へ影響する可能性があります。
- 目立つ擦り傷
- カード表面の摩耗
- 目立つ汚れ
- 角や縁の傷み
- 複数箇所にある大きめの傷
- カード全体の見栄えを損なう劣化
ただし、これらがあるから必ずGrade 2になるわけではありません。
傷の場所・大きさ・数・汚れの程度・カード全体への影響などを含めて評価されます。
ARS Grade 2とGrade 1の違い
ARS公式では、Grade 1とGrade 2を次のように区別しています。
| グレード | ARS公式基準 |
|---|---|
| Grade 2 | 見栄えに影響を及ぼす傷/汚れがある |
| Grade 1 | 見栄えに著しく影響を及ぼす傷/汚れがある |
Grade 1の方が、カードの見栄えへの影響がより大きい状態です。
初心者は、「Grade 2も傷みが大きいが、Grade 1ほど著しい影響ではない」と覚えると分かりやすいでしょう。
ARS Grade 2とGrade 3の違い
Grade 3はGrade 2より1段階上の評価です。
ARS公式では、Grade 3について「表面の著しい摩耗や、大きな傷/汚れが複数ある」と説明しています。
| 比較項目 | Grade 2 | Grade 3 |
|---|---|---|
| 公式基準 | 見栄えに影響を及ぼす傷・汚れ | 表面の著しい摩耗や、大きな傷・汚れが複数ある |
| 位置づけ | Grade 3より下 | Grade 2より上 |
| 評価の考え方 | カード全体の見栄えへの影響が大きい | 大きな摩耗や複数の大きな傷がある状態 |
Grade 2とGrade 3の境界は、画像だけでは正確に判断しにくい場合があります。
実際のグレードはARSの鑑定結果で確認しましょう。
ARS Grade 2は偽物という意味?
いいえ。
Grade 2はカードの保存状態を表す数値グレードです。
ARSは真贋確認を行ったうえでグレーディングするため、Grade 2だから偽物という意味ではありません。
「真正性」と「状態評価」は別と考えることが重要です。
ARS Grade 2は価値がない?
Grade 2だからといって価値がなくなるわけではありません。
カードの市場価値は、グレード以外にも次のような要素で変わります。
- カードそのものの希少性
- 発行年代
- レアリティ
- キャラクター人気
- 流通量
- コレクション需要
- 同カードの鑑定枚数
- 高グレード品の流通状況
非常に希少な古いカードでは、Grade 2であっても真贋確認済みの鑑定品として一定のコレクション価値を持つ場合があります。
ARS Grade 2と未鑑定カードの違い
未鑑定カードは、第三者鑑定会社による真贋確認・状態評価を受けていないカードです。
ARS Grade 2は、状態評価は低いものの、ARSによる真贋確認と状態評価を受けたカードです。
| 比較項目 | ARS Grade 2 | 未鑑定カード |
|---|---|---|
| 真贋確認 | ARSによる確認済み | 第三者鑑定なし |
| 状態評価 | Grade 2 | 販売者・所有者の判断 |
| ホルダー | ARS専用ホルダー | 通常はなし |
| 価格 | カードごとに異なる | カードごとに異なる |
ARS Grade 2とAUの違い
ARSでは、数値グレードを付けず真贋鑑定のみを行う場合にAU(Authentic)表記があります。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| Grade 2 | 真贋確認後、保存状態をGrade 2と評価 |
| AU | 真贋鑑定のみで数値グレードを付けない |
AUは「Grade 1より下」「Grade 2より低い」という意味ではありません。
数値による状態評価を付けない別の鑑定方法です。
ARS Grade 2とPSA 2は同じ?
同じではありません。
ARSとPSAは別の鑑定会社で、それぞれ独自のグレーディング基準を採用しています。
同じ「2」という数字が付いていても、評価項目や基準が完全に一致するわけではありません。
そのため、ARS Grade 2のカードをPSAへ提出して必ずPSA 2になるとは限りません。
PSAについては、OripediaのPSAとは?トレカ鑑定で使われる意味を初心者向けに解説も参考にしてください。
ARSではセンタリングを減点しない
ARS Grade 2を理解するときに知っておきたい特徴です。
ARS公式の鑑定基準では、印刷ズレ(センタリング等)は減点対象外と明記されています。
そのため、カードの枠が左右・上下にずれていることだけを理由としてGrade 2になるとは考えられません。
ARSでは、カードの保存状態を中心に独自基準で評価します。
印刷エラーがあるとARS Grade 2になる?
必ずしもそうではありません。
ARSでは、Misprintなどの特記事項を付ける場合があります。
印刷ズレと、後から付いた傷・汚れ・摩耗は同じものではありません。
そのため、「印刷エラーがある=Grade 2」と単純には判断できません。
傷が多ければ必ずARS Grade 2になる?
必ずではありません。
Grade 2の判断は、傷の数だけでなく、傷の大きさ・位置・汚れ・摩耗・カード全体の見栄えへの影響などを含めて総合的に行われます。
外から見ただけでGrade 2と断定することはできません。
古いカードではARS Grade 2にも価値がある?
あります。
古いカードや非常に希少なカードでは、状態が悪くても現存していること自体が評価される場合があります。
そのようなカードでは、Grade 2でも真贋確認済み・ホルダー封入済みの鑑定品としてコレクション対象になることがあります。
特にヴィンテージカードでは、グレードだけでなくカード自体の希少性を見ることが重要です。
ARS Grade 2のホルダー
ARSでグレーディングされたカードは、専用のARSプロテクトホルダーへ封入されます。
ARS公式では、特殊硬質素材を使用し、超音波溶着によってホルダーを一体化すると案内しています。
また、ステンレスキャプションにはカード情報やグレードが表示され、裏面には二次元バーコードや真贋マークなどが記載されます。
Grade 2であっても、通常のARS鑑定品として専用ホルダーに封入されます。
ARS Grade 2の鑑定書
ARSでは、鑑定結果を記載した鑑定書をオプションで発行できます。
公式では、Grade 1〜9の鑑定書に銀ホログラムを使用しています。
| グレード | 鑑定書の特殊箔 |
|---|---|
| Grade 10+ | 金箔 |
| Grade 10 | 金ホログラム |
| Grade 1〜9 | 銀ホログラム |
| Grade AU | 銀ホログラム |
そのため、ARS Grade 2の鑑定書はGrade 1やGrade 3〜9と同じ銀ホログラム仕様です。
鑑定書がなくてもARS Grade 2?
はい。
鑑定書はオプションなので、付属していなくてもARSホルダーにGrade 2と表示されていればARS Grade 2です。
中古市場では鑑定書付き・なしの両方があるため、購入前に付属品を確認しましょう。
ARS Grade 2を購入するときの注意点
カード自体のダメージを確認する
Grade 2は見栄えに影響する傷・汚れがある状態です。
商品画像がある場合は、表面・裏面・四隅・エッジなど、どこにダメージがあるか確認しましょう。
Grade 1やGrade 3と間違えない
Grade 2はGrade 1・3とは別の評価です。
販売タイトルだけではなく、実際のARSキャプションのグレードを確認しましょう。
ホルダーの状態も確認する
カードのGrade 2評価と、ARSホルダーの傷は別です。
二次流通品ではケースに擦り傷がある場合があるため、鑑賞目的ならホルダー状態もチェックしましょう。
他社のGrade 2と価格を混ぜない
PSAなど他社鑑定品とは基準も市場評価も異なります。
相場を見る場合は、できるだけ同じカード・同じレアリティ・同じARS Grade 2の取引を比較しましょう。
ARS Grade 2の相場を見るときのポイント
ARS Grade 2の価格を調べる場合は、次の条件をそろえて比較すると分かりやすくなります。
- カード名
- カード番号
- レアリティ
- 収録商品
- ARS Grade 2であること
- 鑑定書の有無
- ホルダーの状態
同じカード名でも、別レアリティ・別収録・別鑑定会社では価格が異なる場合があります。
ARS Grade 2を鑑定に出す意味はある?
高いグレードを取ることだけが鑑定の目的ではありません。
古いカード・希少カードでは、真贋確認、カード保護、長期保管、コレクション管理などを目的として鑑定へ出す場合があります。
結果がGrade 2であっても、真正性を確認した鑑定品として保管できる点に価値を感じるコレクターもいます。
オンラインオリパで入手したカードをARS鑑定する場合
オンラインオリパで入手したカードをARSへ提出する場合は、到着時の状態を最初に確認しましょう。
傷・汚れ・白かけなどがある場合は、写真を残しておくと状態を管理しやすくなります。
鑑定前に研磨・薬剤処理・強いプレスなどを行い、人為的にカード状態を変えることは避けた方が安全です。
オンラインオリパでカードが届くまでの基本的な流れについては、ORIKINGのカード発送・到着までの流れを解説した記事も参考にしてください。
ARS Grade 2という言葉の使い方
トレカの売買・鑑定では、次のように使われます。
- 「ARS 2の鑑定品を購入した」
- 「ヴィンテージカードがGrade 2だった」
- 「Grade 1と2の違いを確認する」
- 「ARS 2でも希少カードなので保管する」
- 「ARS Grade 2の相場を調べる」
このような表現を見かけた場合は、ARS Grading ServiceでGrade 2の状態評価を受けたカードを指していると考えればよいでしょう。
初心者がARS Grade 2を理解するときのポイント
初心者は、次の点を覚えると整理しやすくなります。
- ARS Grade 2はARSの数値グレードのひとつ
- ARS 2は同じ意味の短い呼び方
- 公式基準は「見栄えに影響を及ぼす傷・汚れがある」
- Grade 1より上、Grade 3より下
- Grade 2だから偽物という意味ではない
- AUは数値グレードではなく真贋鑑定のみ
- PSA 2など他社の2とは別基準
特に、「ARS Grade 2=状態評価が低い鑑定品であり、真正性やカードそのものの希少価値とは別」と理解することが重要です。
ARS Grade 2に関するよくある質問
ARS Grade 2とは何ですか?
ARS Grading Serviceの数値グレードのひとつです。
公式では「見栄えに影響を及ぼす傷/汚れがある」状態と説明しています。
ARS 2とは同じですか?
はい。
ARS Grade 2を短く「ARS 2」と呼ぶことがあります。
ARS Grade 2は偽物ですか?
いいえ。
Grade 2は保存状態の評価であり、偽物という意味ではありません。
ARS Grade 1との違いは?
Grade 1は「見栄えに著しく影響を及ぼす傷/汚れ」、Grade 2は「見栄えに影響を及ぼす傷/汚れ」とされています。
ARS Grade 3との違いは?
Grade 3は「表面の著しい摩耗や、大きな傷/汚れが複数ある」とされ、Grade 2より1段階上です。
ARS Grade 2とPSA 2は同じですか?
同じではありません。
ARSとPSAは別の鑑定会社で、それぞれ独自の評価基準を採用しています。
センタリングが悪いとARS Grade 2になりますか?
ARS公式では、センタリング等の印刷ズレは減点対象外です。
ARS Grade 2でも価値はありますか?
カードによります。
希少性の高いヴィンテージカードなどでは、Grade 2でも一定の市場価値・コレクション価値を持つ場合があります。
Grade 2でも鑑定書を発行できますか?
ARSでは鑑定書をオプションで発行できます。
Grade 1〜9の鑑定書は銀ホログラム仕様です。
まとめ
ARS Grade 2とは、ARS Grading Serviceが付与する数値グレードのひとつです。
プレイヤーやコレクターの間では「ARS 2」と短く呼ばれることがあります。
ARS公式ではGrade 2を「見栄えに影響を及ぼす傷/汚れがある」状態と説明しています。
Grade 1より1段階上、Grade 3より1段階下の評価ですが、単純な傷の数だけで決まるわけではなく、カード全体の状態をARS基準で評価した結果です。
また、Grade 2だから偽物・無価値という意味ではありません。
希少なカードでは、低グレードでも真贋確認済み鑑定品として価値を持つ場合があります。
初心者は、「ARS 2=見栄えに影響する傷・汚れがある状態」「Grade 1より上」「他社のGrade 2とは別基準」という3点を覚えておくと理解しやすいでしょう。
