2枚採用とは、トレーディングカードゲームで同じカードをデッキに2枚入れることを表す一般的な言い方です。
プレイヤー同士の会話では「2積み」と呼ばれることもあり、「このカードは2枚採用」「このカードは2積みで使う」といった形で使われます。
2枚採用は、1枚では引ける確率が低い一方、最大枚数まで入れるほどではないカードや、2枚目までは使いたいものの重ねて引きすぎたくないカードなどで選ばれることがあります。
ただし、デッキに同じカードを何枚まで入れられるかはTCGごとに異なります。
この記事では、2枚採用と2積みの意味、1枚採用・3積みとの違い、2枚にする理由、メリット・デメリット、初心者がデッキ構築で考えるポイントまで分かりやすく解説します。
2枚採用とは?
2枚採用とは、あるカードをデッキに2枚入れることです。
たとえば、40枚のデッキに「カードA」を2枚入れている場合、そのカードについて「2枚採用している」と表現できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2枚採用とは | 同じカードをデッキに2枚入れること |
| 別名として使われる表現 | 2積み |
| 主な目的 | 引きやすさと重複のしにくさのバランスを取る |
| よく使われる場面 | デッキレシピ・構築解説・対戦動画など |
| 公式用語か | 多くの場合はプレイヤー間で使われる一般表現 |
「採用」は、そのカードをデッキに入れることを表します。
そのため、「2枚採用」は特別なルール名ではなく、単純に採用枚数を説明している言葉です。
2積みとは?2枚採用との関係
「2積み」は、同じカードをデッキに2枚入れることを表すプレイヤー用語です。
基本的には「2枚採用」と同じ意味で使われます。
- 「このカードは2枚採用です」
- 「このカードは2積みにしています」
- 「3枚だと多いので2積みにした」
これらはいずれも、そのカードをデッキに2枚入れているという意味です。
「採用」は比較的説明的な言葉で、「積み」はプレイヤー同士の会話で使われやすい表現と考えると分かりやすいでしょう。
なぜ2枚採用にするの?
カードを2枚にする理由は、デッキやカードの役割によって異なります。
1枚では引ける確率が低いから
使いたいカードを1枚しか入れない場合、そのカードを必要なタイミングで引けないことがあります。
2枚採用にすると、1枚採用よりデッキから引ける可能性を高められます。
3枚以上は重ねて引きたくないから
強いカードでも、同じカードを複数枚同時に引くと使いにくい場合があります。
たとえば1ターンに1回しか使えないカードや、場に1枚あれば十分なカードでは、最大枚数まで採用すると手札で重複する可能性が高くなります。
そのようなカードを「引きたいけれど、引きすぎたくない」場合に2枚採用が選ばれることがあります。
サーチできるから
山札から特定のカードを手札へ加えるサーチ手段が多いデッキでは、カードそのものを最大枚数入れなくてもアクセスできる場合があります。
そのため、サーチできるカードを2枚採用にして、空いたデッキ枠へ別のカードを入れる構築があります。
1枚目が使えなくなったときの予備が欲しいから
1枚しか採用していないカードが、除去・トラッシュ・墓地・ロストゾーン・除外などによって使えなくなると、その後同じカードを使えない場合があります。
2枚採用なら、1枚目を失っても2枚目を使える可能性があります。
デッキ枠を調整したいから
TCGのデッキ枚数には上限や固定枚数があり、入れたいカードをすべて最大枚数入れられるとは限りません。
主要カードは多めに採用し、補助的なカードは2枚に減らすなど、全体のバランスを見ながら採用枚数を調整します。
1枚採用・2枚採用・3枚採用の違い
カードゲームによって最大採用枚数は異なりますが、一般的な考え方としては次のように比較できます。
| 採用枚数 | 特徴 | 使われやすい考え方 |
|---|---|---|
| 1枚採用 | 引きにくいがデッキ枠をほとんど使わない | サーチしやすい・特定場面だけ必要・制限カードなど |
| 2枚採用 | 引きやすさと重複リスクの中間 | 引きたいが重ねて引きたくない・予備が欲しい |
| 3枚採用 | 2枚より引きやすい | 初動・重要カード・できるだけ手札に欲しいカードなど |
最大枚数を入れることが常に正解ではありません。
カードの役割、デッキ枚数、サーチ手段、同じカードを複数引いたときの使いやすさなどを考えて採用枚数を決めます。
2枚採用と「ピン挿し」の違い
「ピン挿し」は、基本的に同じカードをデッキに1枚だけ採用することを表すプレイヤー用語です。
そのため、2枚採用・2積みとは枚数が異なります。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| ピン挿し・1枚採用 | 同じカードを1枚入れる |
| 2枚採用・2積み | 同じカードを2枚入れる |
| 3積み | 同じカードを3枚入れる |
ただし、TCGによって同名カードの最大採用枚数が異なるため、「最大まで積む」が必ず3積みになるわけではありません。
TCGによって同じカードを入れられる上限は違う
2枚採用を考えるときは、プレイするカードゲームのデッキ構築ルールを確認することが重要です。
ポケモンカードの場合
ポケモンカードの60枚デッキでは、基本エネルギーを除き、同じ名前のカードは基本的に4枚まで入れられます。
そのため、60枚デッキで2枚採用する場合は、最大4枚まで入れられるカードをあえて2枚に抑えているケースがあります。
一方、30枚デッキでは同じ名前のカードは基本的に2枚までです。
この場合は2枚採用が最大枚数になることもあります。
遊戯王の場合
遊戯王OCGでは、基本的に同名カードはデッキ・エクストラデッキ・サイドデッキを合わせて3枚まで入れられます。
そのため、2枚採用は「3枚まで入れられるが2枚にする」という構築判断で使われることがあります。
ただし、リミットレギュレーションで準制限カードに指定されているカードは2枚まで、制限カードは1枚までなど、カードによって使用可能枚数が変わります。
このように、2枚採用が任意の構築判断なのか、ルール上の上限なのかはカードゲームやカードによって異なります。
2枚採用のメリット
1枚採用より引きやすい
同じカードを2枚入れることで、1枚だけの場合より手札に来る可能性を高められます。
重要ではあるものの、最大枚数は必要ないカードで使いやすい枚数です。
重複を抑えやすい
最大枚数まで入れる場合より、同じカードを複数枚同時に引く可能性を抑えられます。
特に単体では強いものの2枚目以降が使いにくいカードでは、2枚採用がバランスのよい選択になることがあります。
デッキの自由枠を増やせる
3枚や4枚採用していたカードを2枚へ減らせば、その分ほかのカードを入れられます。
対策カード、手札誘発、サポートカードなどを追加し、対応できる状況を増やすことができます。
2枚目を予備として使える
1枚目が使えなくなった場合でも、デッキにもう1枚残っていれば再び使える可能性があります。
「1枚では不安だが3枚以上は多い」というカードで選びやすい枚数です。
2枚採用のデメリット
必要なときに引けない場合がある
最大枚数を採用する場合に比べると、当然そのカードを引ける確率は下がります。
デッキの動きに絶対必要なカードを2枚まで減らすと、初動が安定しなくなることがあります。
2枚とも引くと重複する
2枚採用でも、2枚とも手札に来ることはあります。
同じカードを1ターンに複数使えない場合や、場に1枚しか必要ない場合は、2枚目が一時的に使いにくくなる可能性があります。
中途半端な枚数になることもある
「なんとなく2枚」にしてしまうと、デッキの目的に合わない場合があります。
本当に必要なカードなら最大枚数の方がよく、ほとんど使わないカードなら1枚で十分な場合もあります。
2枚採用には、なぜ2枚にするのかという理由を持つことが重要です。
2枚採用に向いているカードの例
具体的なカード名ではなく役割で考えると、2枚採用は次のようなカードで検討されます。
- 引きたいが初手で複数枚は欲しくないカード
- サーチできるカード
- 1ターンに1枚使えれば十分なカード
- 1枚目を失ったときの予備が欲しいカード
- 特定の相手に有効だが、すべての相手に必要ではないカード
- デッキ枠の都合で最大枚数を入れにくいカード
逆に、デッキの展開開始に絶対必要で、引けなければほとんど動けないカードは、ルール上可能なら多めに採用されることがあります。
2枚採用と初動の関係
「カードを2枚採用すること」と「2枚初動」は意味が異なります。
2枚採用は、同じカードをデッキに2枚入れるという採用枚数の話です。
一方、2枚初動は、展開を始めるために2枚のカードを組み合わせる必要があるという展開条件の話です。
たとえば、カードAを2枚採用していても、カードA1枚だけで展開を始められるなら、そのカードは1枚初動になる可能性があります。
言葉が似ているため、初心者は区別して覚えておきましょう。
2枚採用は確率だけで決めるものではない
採用枚数を考えるとき、初手に引ける確率は重要です。
しかし、実際のデッキ構築では確率だけでなく、次の要素も考えます。
- サーチできるか
- ドローできるか
- 同じ役割の別カードがあるか
- 複数枚引いても使えるか
- ゲーム中に何回使いたいか
- 墓地やトラッシュから再利用できるか
- デッキに空き枠がどれだけあるか
そのため、「強いカードだから3枚」「普通だから2枚」のように単純に決まるわけではありません。
2枚採用から枚数を増減するタイミング
実際に対戦すると、2枚が適切かどうか見えてきます。
たとえば、毎回そのカードを引きたいのに手札に来ない場合は3枚以上への増量を検討できます。
反対に、2枚とも手札に来ると困る場面が多かったり、ほとんど使わなかったりする場合は1枚へ減らす選択肢があります。
デッキレシピをそのまま使うだけでなく、実際の対戦結果を見ながら採用枚数を調整することがデッキ構築では重要です。
2枚採用という言葉の使い方
デッキレシピや対戦動画では、次のように使われます。
- 「このカードは2枚採用です」
- 「事故を減らすため2積みにした」
- 「3枚だと多かったので2枚採用に変更した」
- 「サーチできるので2積みで十分」
- 「1枚だと不安なので2枚にした」
このような表現を見かけた場合は、そのカードがデッキに2枚入っていると考えれば問題ありません。
初心者が2枚採用を考えるときのポイント
初心者は、カードを2枚にする前に次の点を確認すると判断しやすくなります。
- そのカードは毎試合引きたいか
- 初手に2枚来ても使えるか
- サーチする方法があるか
- 1回使えば十分か、複数回使いたいか
- 1枚目を失ったとき2枚目が必要か
- ほかに入れたいカードがあるか
「なぜ2枚なのか」を説明できるようになると、デッキ構築の考え方が身につきやすくなります。
2枚採用するカードの相場を確認する場合
デッキに2枚必要なカードでも、価格は採用枚数だけで決まるわけではありません。
対戦需要、レアリティ、再録、流通量、コレクション需要などによって相場は変動します。
カード価格を確認する場合は、Oripediaのポケモンカード相場・価格一覧や遊戯王カード相場・価格一覧からカードやセットを探せます。
オンラインオリパでデッキ用カードを集める場合
トレカはカードショップやシングル購入のほか、オンラインオリパで入手できる場合もあります。
ただし、「このカードを2枚採用したい」のように必要なカードと枚数が決まっている場合は、シングル購入の方が確実に揃えやすいことがあります。
オンラインオリパの仕組みについては、ORIKINGのオンラインオリパの仕組みを解説した記事も参考にしてください。
2枚採用に関するよくある質問
2枚採用とは何ですか?
同じカードをデッキに2枚入れることです。
2積みとは何ですか?
同じカードを2枚採用することを表すプレイヤー用語です。
基本的には「2枚採用」と同じ意味です。
なぜ3枚ではなく2枚にするのですか?
1枚より引きやすくしたい一方で、同じカードを複数引きすぎることを避けたい場合などに2枚採用が選ばれます。
サーチの有無やデッキ枠も理由になります。
2枚採用と2枚初動は同じですか?
違います。
2枚採用は同じカードを2枚デッキに入れること、2枚初動は展開開始に2枚のカードを必要とすることです。
ポケモンカードでは同じカードを何枚まで入れられますか?
60枚デッキでは、基本エネルギーを除き、同じ名前のカードは基本的に4枚までです。
30枚デッキでは基本的に2枚までです。カードに特別な指示がある場合は、その指示が優先されます。
遊戯王では同じカードを何枚まで入れられますか?
基本的に同名カードは3枚までです。
ただし、リミットレギュレーションで禁止・制限・準制限に指定されているカードは使用できる枚数が少なくなります。
2枚採用は公式用語ですか?
「デッキに2枚入れる」という意味自体はそのままですが、「2積み」などの表現は主にプレイヤー間で使われる一般的な言い方です。
まとめ
2枚採用とは、トレーディングカードゲームで同じカードをデッキに2枚入れることです。
プレイヤー間では「2積み」と呼ばれることもあり、基本的には同じ意味で使われます。
2枚採用は、1枚より引きやすくしながら、最大枚数を入れたときの重複を減らしたい場合などに選ばれます。
サーチしやすいカード、複数枚は必要ないカード、1枚目を失ったときの予備が欲しいカードなどでも検討されます。
ただし、同名カードを入れられる最大枚数はTCGごとに異なります。
初心者は、「何枚まで入れられるか」「何回使いたいか」「複数枚引いても困らないか」を確認しながら採用枚数を決めると分かりやすいでしょう。
